だいたい32×32で、麻生政権を振り返る。

麻生政権 2008年9月24日から2009年9月16日をドット絵で振り返っています。

20081203@中国李肇星前外相が表敬


麻生首相、中国前外相と会談
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008120300688
麻生太郎首相は3日、中国の李肇星前外相と首相官邸で会談し、13日に福岡県で開かれる日中韓3カ国の定期首脳会談について「ほかの(国際)会議とは切り離して日中韓首脳会議が開催されるのは初めてであり意義深い。毎年続けていきたい」と述べた。

李氏は、胡錦濤国家主席が5月に来日したことに触れ「日中関係が新たなスタート地点に立っていることをうれしく思う」と語った。


麻生首相に中国から強力“援軍”
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081203/plc0812031832008-n1.htm
中国の李肇星前外相が3日、首相官邸麻生太郎首相を表敬訪問した。
小泉政権時代、日中関係が緊迫していたころから外相として“丁々発止”をやり合った仲だが、この日は肩を抱き合い旧交を温めた。

首相は、13日に初めて単独で行う日中韓首脳会議に触れ、「意義深い。毎年続けていきたい」と意欲をみせ、李氏は「首相の日中関係発展への積極的な貢献に敬意を表する。首相を多くの中国人が支持している」と強い期待を示した。

日本国内では内閣支持率が急落し、求心力低下が言われ始めている首相にとっては強い「援軍」だったようで、この後、記者団に対し「ずいぶんいろいろやり合った仲だったけど…。時代は変わったなあ」と日中関係の改善ぶりに感慨深そうだった。


北京東京趣聞博客(ぺきん・とうきょうこねたぶろぐ) 総理番のお仕事?麻生さんと李肇星さん
http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/829590/
<抜粋>
■前中国外交部長、つまり中国の前外相だった李肇星さんが先週、首相官邸を訪れ、支持率急落に気落ちしていた麻生太郎首相に「中国人民は麻生政権を支持しているよ!」とエールを送った。二人が会うなりいきなり熱い抱擁をかわし、背中をたたき合ったのには、ちょっと驚いたよ。え?そんなに仲よかったん?実は仲よかったみたいです。そういえば、この2人、ちょっと似ている。雰囲気とか、不適当発言で反感かってなんか損するところとか。というわけで、今回は麻生さんと李肇星さんの関係から、日中関係を考えてみたい。

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■この強面の中国外相と、麻生さんが、なぜ仲がいいのか。

李肇星さんが、麻生首相表敬訪問後、私たちのぶら下がりインタビューに応じてくださった。

Q 麻生首相とどんなお話を

A いや彼との対談は愉快だったよ。彼とはね、2005年以来、いい友達さ。日中関係の発展は世界の平和にとっても有益だから、これを強化させるために努力していきたいね。

Q でも、日中間は(尖閣諸島領有など)いろいろ利害の対立する懸案事項がありますね。

A 問題のない国家関係なんてないよ。

麻生首相は、同じ日のぶら下がり取材で李肇星さんとの関係についてこういっている。

「旧交を温めたというのかな。ちょっと待てよ…平成18年5月のカタール・ドーハ。あれが最初の日中外相会談が、正式に再スタートしたのがカタールのドーハ。それまで(日中間は)ずいぶん難しい関係でしたから。それが、最初の相手が李肇星。あれからですね、ずいぶんいろいろやりあった仲ですけど、英語もできましたし、われわれとしては結構、意見の交換ができました。あの人と。いろいろこの2年半、時代は変わったな。日中首脳…、今年だけで5回か?」「ね、5回。今までとは考えられない時代になったね」

なんか、懐かしそうな口ぶりだね。

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■2006年7月、マレーシアのクアラルンプールで行われたアジア外相会議で、麻生外相と李肇星外相が会場のトイレでばったりあい(麻生さんが追いかけていった?)、二人でこの機会に通訳もいれず英語で20分間話し込んだ。率直だがユーモアをまじえて、歴史問題に関する立場もふくめてかなりつっこんだ話をして2人は意気投合したという。外で待っていた記者らは、あまりにも長いトイレに不思議におもっていたという。

■この日中?トイレ外交?は、欧米メディアは報じたけれど、日本のメディアではほとんど報じられなかった。日本メディアの「集団無視」の理由はわからないが、当時、日本国民に蛇蝎のごとく嫌われていた李肇星外相と、小泉首相靖国神社参拝を一貫して擁護し、天皇陛下靖国参拝問題にまで言及してい麻生外相が、トイレでこっそりなれ合っている、と思われるのはまずい、と思ったのかもしれない。それとも日本記者は気づかなかったのかな?知らなかったのかな?

■日本メディアはこのとき、中国は麻生外相の訪中を招請しなかったとか、8月15日の小泉首相靖国参拝阻止にむけた牽制だとか、どちらかというとネガティブな報道が多かったが、李肇星さんは北京大学の講義の席で、このトイレ外交が、「両国の外交首脳の相互理解を深め、信頼の基礎となった」として、日中関係改善を加速させたと振り返っている。李さんはいう。「外交には決して譲れないことがある。例えば歴史問題とか」「しかし思いもよらないような柔軟な交渉のやりかたも存在する」。

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麻生首相ぶらさがり詳報】「署名記事じゃないだろ?」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081203/plc0812031450007-n2.htm
自民党税調幹部との朝食会】
−−今朝、首相は自民党税制調査会幹部と会っていたが、どのような話をしたか

「今、いろいろ党税調の話やらなんやらってのは、だいたい、(例年)この時期に何回か話し合いをするんだと思います。意見交換をしました」

−−党税調会長の津島雄二元厚相が、財政規律も大事だが一方で経済対策も大事である、と。相反する内容がまとまらない場合は、首相の判断を仰ぐ、との発言があったようだが

「そら、ありますよ。まとまらない場合は」


【前中国外交部長表敬】
−−今日午前、首相官邸李肇星・前中国外交部長の表敬を受けたが、首相が外相当時のカウンターパートに対し、どのような印象を…

「旧交を温めたというのかな。ちょっと待てよ…、2年(前)?(平成18年)5月のカタール・ドーハ。あれが最初の日中外相会談が、正式に再スタートしたのが、カタールのドーハ。それまで(日中間は)ずいぶん難しい関係でしたから。それが、最初の相手が李肇星。あれからですね、ずいぶんいろいろやりあった仲ですけど、英語もできましたし、われわれとしては結構、意見の交換ができました。あの人と。いろいろこの2年半、時代は変わったな。日中首脳…、今年だけで5回か?」

(首相秘書官)「相互訪問が5回です」

「ね、5回。今までとは考えられない時代になったね」


李肇星中国外交部長の来日(概要)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/visit/0702_g.html