だいたい32×32で、麻生政権を振り返る。

麻生政権 2008年9月24日から2009年9月16日をドット絵で振り返っています。

20090809@長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典


長崎原爆忌核兵器なき世界へ、ともに」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090809-OYT1T00436.htm
長崎は9日、被爆から64回目の原爆忌を迎えた。

爆心地に近い長崎市平和公園では、市主催の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が開かれ、被爆者や遺族ら約6000人が参列した。田上富久市長は長崎平和宣言で、「核兵器のない世界」を目指すとしたオバマ米大統領プラハ演説への支持を世界の人々に訴え、核保有国の指導者らを名指しし、「被爆地・長崎へ来てください」と呼びかけた。

式典では、この1年間に亡くなったり、新たに死亡が確認されたりした原爆死没者3304人の名簿3冊が、平和祈念像前の奉安箱に納められた。被爆者代表や麻生首相秋葉忠利広島市長、過去最多となった29か国の駐日大使らが献花。原爆が投下された午前11時2分、「長崎の鐘」が響く中、参列者らが黙とうをささげた。

長崎平和宣言で、田上市長は、核保有5か国に核拡散防止条約(NPT)の核軍縮の責務を果たすよう要請。「核兵器禁止条約」の批准を求め、「プラハ演説への支持を表明し、核兵器のない世界への道をともに歩んでいこう」と呼びかけた。

麻生首相は「唯一の被爆国として、広島、長崎の悲劇を二度と繰り返さないために努力する」と述べた。


長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典あいさつ
http://www.kantei.go.jp/jp/asospeech/2009/08/09nagasaki_aisatsu.html
長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に臨み、原子爆弾の犠牲となられた方々の御霊に対し、謹んで哀悼の意を捧げます。今なお、被爆の後遺症に苦しんでおられる方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

六十四年前、長崎の方々は、この地に投下された原子爆弾によって、筆舌に尽くしがたい苦しみを経験されました。七万ともいわれる尊い生命が、一瞬にして失われました。一命をとりとめた方も、いやすことのできない傷跡を残すこととなられました。今、日本の平和と繁栄を振り返る時に、尊い犠牲があったことを決して忘れることはできません。

日本は、被爆の苦しみを知る唯一の被爆国であります。広島、長崎の悲劇を二度と繰り返さないためにも、国際平和の実現に向け、あらん限りの努力を傾けていかなければならないと存じます。

我が国は、これまで十五年間にわたって、国連総会に核廃絶決議を提出してきました。こうした中で、昨今、米露両国は、核兵器の一層の削減を目指して交渉を進めております。G8のサミットでは、先月、ラクイラにおいて、初めて、「核兵器のない世界」に言及し、世界的な核軍縮・不拡散に関する気運の高まりを維持・強化するための力強いメッセージを表明をいたしております。

そして、本日、私は、改めて日本が、今後も非核三原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向け、国際社会の先頭に立っていくことを、改めてお誓い申し上げます。

被爆により、苦しんでおられる方々には、これまで保健、医療、福祉にわたる総合的な援護策を講じてまいりました。今回、原爆症集団訴訟につきましては、原告の方々がご高齢でもあられること、また長きにわたり訴訟にたずさわってこられたことなどに鑑み、私は、新たな方針を決断しております。極めて異例な対応でありますが、一審で勝訴した原告の方々について、「国は控訴を取り下げることにより、原爆症と認定すること」を柱とする内容で、先日、合意をいたしました。原告団は、これをもって、集団訴訟終結させることとなり、こうした合意に至ったことは、誠に喜ばしいことと考えております。

また、原爆症の認定を待っておられる方々に関しては、これまでも、できる限り多くの方々を、認定するとの方針で、臨んでまいりました。昨年四月からは、新たな方針に基づいて、約四千人の方々を認定いたしましたが、その後の司法判断を踏まえ、本年六月にさらに対象を拡大いたしております。今後とも、新たな認定基準に基づき、できる限り迅速な認定に努めてまいりたいと考えております。

また、昨年、在外被爆者の方々の被爆者健康手帳を容易に取得できるよう、改正被爆者援護法が施行されております。今後とも、多くの方々を援護できるように、引き続き、取組みを進めてまいります。

結びに、犠牲となられた方々の御冥福と、被爆された方々並びに御遺族の皆様の今後の御多幸、そして長崎市の一層の発展を心より祈念申し上げ、私のあいさつとさせていただきます。


長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典
http://www.kantei.go.jp/jp/asophoto/2009/08/09nagasaki.html