だいたい32×32で、麻生政権を振り返る。

麻生政権 2008年9月24日から2009年9月16日をドット絵で振り返っています。

20090714@自民党代議士会と麻生降ろし


代議士会の主なやりとり
http://www.kyodonews.jp/feature/2008election/2009/07/post-445.html
自民党代議士会の主なやりとりは次の通り。

麻生太郎首相
衆院選に勝利し、引き続き景気対策を実行する。一連の地方選での厳しい批判を謙虚に受け止める。反省に立って総括し、対応する。細田博之幹事長に方法を一任してある。われわれは戦わなければならない。一致団結して戦うのが当然だ。

細田幹事長
首相から話があったように、国民世論の動向を踏まえ、十分に反省し総括する。皆さんと相談し、その場を設ける。総選挙に向け一致結束して取り組めるようお願いする。

中川秀直元幹事長
民主党政権の誕生を絶対に阻止する。その点では首相と同じ考えだ。しかし、衆院解散日程には大いに異論がある。民主党が喜び、民主党を利するような解散は間違いだ。東京都議選で示された有権者の判断をどう受け止めるか。メッセージは誰に向けられているのか。しっかり議論し、反省に立った上での人心一新が必要だ。その上で、堂々と選挙に臨むべきだ。両院議員総会で議論させてほしい。

茂木敏充行政改革担当相
両院議員総会を速やかに設けてもらうようお願いする。


衆院解散】反麻生勢力 勢い失速
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090713/stt0907132040028-n1.htm
麻生太郎首相(自民党総裁)が13日、衆院解散を表明したことで、自民党の反麻生勢力の勢いが減速しつつある。総裁リコールや総裁選前倒しを目指し両院議員総会の開催を求めてきた議員らは、両院総会の位置付けを「東京都議選惨敗の総括の場」に変更せざるを得なくなった。反麻生勢力は、電光石火の解散合意に不満を募らせているが、内閣不信任決議案へ同調して造反する動きは広がっていない。(加納宏幸)

自民党各派閥の事務総長は13日夜、都内のイタリア料理店で会合を開き、野党提出の内閣不信任案を14日午後の衆院本会議で否決するため、同日昼に各派が総会を開いて結束を図ることを確認した。都議選惨敗のショックで、反麻生議員らの首相への不満や次期衆院選への不安が膨らんでいるからだ。

「都議選の大敗をまったく総括せず、誰も責任を取らない。こんなことでは自民党は壊れる」「派として両院総会の開催を求めるべきだ」-。

津島派幹部が13日夜、都内のホテルで開いた会合では、首相への不満が相次いだ。同派会長の津島雄二元厚相は首相の解散の方針を支持していることを忘れたかのような発言ばかりだった。

反麻生勢力には「支持率18%の麻生首相の下で戦うことができるのか」(閣僚経験者)「自民党を焼け野原にするつもりなら(解散も)結構だ」(山本拓衆院議員)との反発がくすぶっている。武部勤元幹事長も同日、記者団に「麻生首相はリリーフピッチャーだったはずだ。先発するなら総裁選に立候補するべきだ」と述べ、衆院選前の総裁選実施を重ねて求めた。

塩崎恭久官房長官ら中堅・若手の「マニフェスト連合会議」は13日、両院議員総会開催を求める署名活動を始めた。都議選など大型地方選5連敗の総括に加え、「衆院選に向けての体制立て直し」を求めており、麻生降ろしになおこだわっている。

だが、反麻生勢力には手詰まり感が漂う。反麻生グループの夜会合への出席を求められた若手の1人は、「申し訳ないが地元に張り付きたい」として欠席した。衆院選の日程が確定したことで、反麻生議員たちの心も選挙区に向かい始めている。

このような中、展望なき次期衆院選への不安からか、中川秀直元幹事長らの間で、党執行部が近くまとめるマニフェスト政権公約)とは別の公約を掲げ衆院選を戦うことを模索する動きが出ている。天下り禁止など独自の公約作りを通じ、衆院選前後に渡辺喜美元行革担当相の新党と連携するとの観測もある。

このような動きを懸念した町村信孝官房長官は同日夕、電話で麻生太郎首相に「解散前に公約を明確にした方がいい」と要請。首相は「もちろん、そのつもりだ」と応じた。

一方、鳩山邦夫総務相は13日、都内で記者団に「新しい自民党を求めていく中で、党にいられなくなる最悪の事態は頭の体操としてはしている」と離党に含みを持たせた。鳩山氏は同日夜、津島派衆院議員5人と会談、「いざという時は、鳩山氏の行動次第で対応を考えていく」ことを申し合わせた。中川氏や鳩山氏の動きが、衆院選前後の党分裂につながる可能性は残っている。


両院議員総会開催要求強まる 麻生降ろしへは異論も
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090715/plc0907152123010-n2.htm
自民党では15日、麻生太郎首相(党総裁)に東京都議会議員選挙敗北の責任を問うことを名目にした両院議員総会開催に賛同する国会議員が拡大し、開催に必要な署名数がほぼ集まった。反麻生勢力の急先鋒(せんぽう)の中川秀直加藤紘一両幹事長に加え、党内6派閥のベテラン・中堅の17議員が連名で署名を呼びかけ、津島派のように派閥単位で呼応する動きも出ている。自民党執行部は衆院解散が想定される21日の午前中に、両院総会に代わる「ガス抜き」のための集会を計画していたが、反麻生勢力の両院総会開催要求の圧力は増している。 

「おおむね目標(128人分)をクリアする線にほとんど達したという状態だ。与謝野馨財務相にもご署名いただきました」

中川氏は15日午後6時過ぎ、署名運動を進める反麻生勢力の根拠地となった都内のホテルで記者団の前にわざわざ姿を現し、こう語って胸を張った。

両院総会をめぐって、麻生首相側近や党執行部は前日から、開催に否定的な姿勢をとっていた。

これに対し、麻生総裁解任が可能な両院議員総会にあくまでこだわる中川氏らは、15日午前から、「地方選の総括と今後の方針を議論するための両院議員総会を求める署名お願い」と題した文書を自民党の全国会議員に配り始めた。

呼びかけ人は、中川、加藤両氏のほか、津島派の船田元、高村派村上誠一郎の両派閥事務総長や、武部勤元幹事長(山崎派)、塩崎恭久官房長官古賀派)、衛藤征士郎防衛庁長官町村派)ら。

武部氏は15日朝のTBS番組に出演し、「世論調査を見ても7割以上が麻生首相を信頼していない。失礼な言い方だが、徳がないということだ」と述べ、麻生降ろしのボルテージをあげた。

中川氏らの署名運動は、首相に批判的な中堅・若手議員による「マニフェスト連合会議」と連携したものだった。

「署名はそんなに集まらない」(自民党幹部)との観測とは裏腹に、署名は増え続けた。この流れを加速したのが、党内第2勢力の津島派だった。同日昼の派幹部会は、幹部の額賀福志郎会長代理、小坂憲次衆院議院運営委員長らが名を連ねた署名への協力要請書の配布を決めた。

「(両院議員総会を)やるならやるって、はっきり言わないと駄目だ!」

首相を支える町村派中山成彬(なりあき)事務総長も15日朝、党本部の幹事長室で同派出身の細田博之幹事長にこう迫った。各派閥の事務総長はこの直前、党本部で会合し、両院総会かそれに代わる集会の開催を求めることで一致していた。

ただ、中川氏らの麻生降ろしに同調する事務総長と首相に対する不満の「ガス抜き」の場としての開催を求める中山氏のような事務総長がいて、同床異夢となっていた。一般の署名議員にも同様の構図があり、津島派は幹部会で、麻生降ろしには反対することを申し合わせている。中川氏ら反麻生勢力の思惑が実現するかは依然、不透明だ。


「麻生降ろし」再び緊迫
http://www.jiji.com/jc/v2?id=20090712_asou.ministry_11
自民党は惨敗した東京都議選ショックが尾を引き、7月15日も混乱が続いた。麻生太郎首相が21日にも衆院を解散し、8月30日投開票の衆院選日程を決めたのは、「麻生降ろし」を封じ込める思惑があった。しかし、反麻生勢力は首相が都議選敗北の責任を棚上げしていることに反発。両院議員総会を巻き返しの「最後の場所」と位置付け、週内の開催を迫っている。衆院解散を目前に党内対立は激化し、再び緊迫感が高まってきた。

反麻生の急先鋒(せんぽう)である中川秀直武部勤両元幹事長らは15日午後、都内のホテルにこもり、両院総会に向けた署名集めを続けた。総会開催の要求に必要な署名は、衆参国会議員の3分の1にあたる128人以上。「おおむね目標の線に達した」と中川氏は署名確保に強い自信を示した。

実際、茂木敏充行政改革担当相は、所属する津島派議員30人余りの署名簿を持ち寄った。同派の閣僚経験者は「まだ上積みできる」と強気の姿勢を示す。与謝野馨財務相石破茂農水相も官邸を訪れ、両院総会開催を首相に求めた。中川氏らは、党大会に次ぐ意思決定機関である両院議員総会を開催させ、地方選で連敗した首相の責任を追及。総裁選前倒しに持ち込む戦略を描いているとみられる。

これに対し、細田博之幹事長は党本部で、笹川堯総務会長や島村宜伸総裁特別補佐らと相次いで会談。執行部は対応に追われたが、両院総会の開催には慎重だ。代議士会、両院議員懇談会などで「ガス抜き」(幹部)させる案も出ている。

しかし、中川氏らは署名による「数の力」で、あくまで両院総会の開催を求めていく方針。要求が受け入れられない場合、反麻生議員の中には、離党はしないものの、「独自のマニフェスト政権公約)を掲げて衆院選を戦う『分裂選挙』も辞さない」との声も出ている。

一方、首相は15日朝、日課ウオーキングに珍しく出かけなかった。その理由は「14日夜、首相が方々に電話をかけたりして朝寝坊したため」(首相周辺)。首相は15日夕、両院総会への対応について「幹事長がしかるべき対応をする」と記者団に語り、平静を装っていたが、党内の動きに神経をとがらせているようだ。


麻生おろしの中川元幹事長「総理は友達」
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20090805-527357.html
2009年8月5日8時1分
麻生おろしの急先鋒(せんぽう)だった自民党中川秀直元幹事長(65)が4日、麻生太郎首相(68)に対し「大根おろしは好きだが、麻生おろしは好きではない。総理とは友達」と友好関係を強くアピールした。この日は大阪4区の自民党前職・中山泰秀氏(38)を応援に大阪市を訪問。「官僚主導の政治に決別し、新しい自民党をつくるには、若いニューリーダーが必要。彼をトップリーダーに育てる」などと聴衆に支援を呼びかけた。