だいたい32×32で、麻生政権を振り返る。

麻生政権 2008年9月24日から2009年9月16日をドット絵で振り返っています。

20081213@日中韓首脳会談


初の日中韓首脳会談、共同声明発表 
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/081213/25121.html
麻生首相、中国の温家宝首相、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領による日中韓首脳会議が13日午後、福岡県太宰府市九州国立博物館で開かれた。

同首脳会談はこれまで東南アジア諸国連合ASEAN)との国際会議の際に行われるのが通例で、独立した形での開催は初めて。今後は持ち回りで年1回開き、来年は中国で開催することになった。

3国首脳は同日、相互のパートナーシップを強め、世界的な金融危機への対応について協議した。協議では「3国間パートナーシップに関する共同声明」、「国際金融・経済に関する共同声明」、「防災協力に関する共同声明」をそれぞれ発表し、首脳らはこれらに同意・署名した。

日中韓は声明を通して、パートナーシップに関し「日中韓は地域および国際社会の平和、繁栄、持続可能な未来を創造するためのビジョンと責任を共有する」とし、東南アジア諸国連合ASEAN)プラス3(日中韓)など地域協力の枠組みを補完し、相互に補強する方針を発表した。また国際金融・経済に関し、「金融市場の混乱に対応するために地域協力を強化する」方針を決め、日中韓の2国間通貨スワップの規模拡大を決定した。アジア開発銀行の第5次増資に関して早期の決定を要求することも決意。

このほか会談では、地球温暖化問題や北朝鮮の核問題などに関しても意見交換した。


日中韓首脳会議の会場から 九州国立博物館
http://www.kyuhaku.jp/museum/museum_info01-s2.html
昨年の12月13日(土)、九州国立博物館を会場として日中韓首脳会議が開催されました。

博物館でこの種の会議が行われたことは極めて異例のことで、日本の国立博物館の歴史の中でも特記すべきことといえます。

当館は、東京、奈良、京都に次ぐ日本で4番目の国立博物館です。館のコンセプトは、九州の立地を活かして「日本文化の形成をアジア史的観点からとらえる」としています。つまり、いつの時代にあっても九州の地は、中国、朝鮮半島などアジア各地との交流を図る中で常に基点となってきた地理的特色をもっており、相互の関係を見る上で重要な位置づけにありました。

今回の首脳会議の会場に選ばれたのは、まさにこうしたコンセプトによるものだと思っています。博物館というと、どうしても展示や特別な展覧会の場というのが一般的な認識であり、理解であると思いますが、当館では、これからの博物館のあり方として、多目的な活用を標榜してきました。今回の首脳会議の開催により、かねてからの主張の一端が実現できたと思っています。

今回、館内の様子の一部を3カ国の首脳にも垣間見ていただき、興味深げに質問も発せられました。会場として、日中韓首脳会議の場と日中首脳会談の場の2室を設営しましたが、場の雰囲気づくりのため、いくつかの工芸作品の陳列を行いました。

ちょうど、元旦から予定していた「工芸のいま 伝統と創造−九州・沖縄の作家たち」と題する特別展の準備をしていましたので、それへの出陳作品10数点を陳列して、博物館らしいもてなしの心を表しました。

また、日中韓の文化的特色を発揮できるような会場づくりにも心掛け、3カ国の首脳を迎える場としての工夫も行いました。日本文化の礎の1つである縄文土器火焔土器)、奈良時代に中国の唐三彩の影響下で生まれた奈良三彩、そして5世紀以降朝鮮半島から影響を受けた日本の須恵器文化を併せて紹介しました。

特に中国・韓国との文化的交流を当館のテーマとして大きく掲げているだけにこうした展示陳列は意義深いものであったと考えています。

当館では、これまでの取組により、開館以降約580万人の入館者がありました。日中韓首脳会議の開催をきっかけとして、今後さらに3カ国の交流を深める架け橋となり、常に新鮮な取り組みを目指した博物館づくりを展開したいと考えています。


わかる!国際情勢 日中韓首脳会議〜三国間協力の推進
http://www.mofa.go.jp/MOFAJ/press/pr/wakaru/topics/vol23/index.html


日中韓首脳会議共同記者会見
http://www.kantei.go.jp/jp/asospeech/2008/12/13kaiken.html

<関連>
20081213@日中韓首脳会議
http://d.hatena.ne.jp/beber/20091204#p1