だいたい32×32で、麻生政権を振り返る。

麻生政権 2008年9月24日から2009年9月16日をドット絵で振り返っています。

20090131@寒い[1] ダボス会議ぶらさがり会見


麻生首相ぶら下がり詳報】「温暖化対策、アメリカも中国もインドも乗ってこないような案はだめだ」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090201/plc0902010031000-n1.htm
世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に参加するためスイスを訪問中の麻生太郎首相は31日午後(日本時間同日夜)、12月の気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)で取りまとめを目指す基本計画について「アメリカも中国もインドも乗ってこないような案はだめだ」と述べた。詳細は以下の通り。

ダボス会議
ーー先程、(特別セッションで)演説したが、首相自身が一番、訴えたかったことは

「訴えたかったこと?」

ーーはい。(講演の後)ビジネスランチも済ませたが、首相の訴えたかったことに対する世界のリーダー達の手応えはいかがか

「訴えたかったことは、今回の世界同時不況という中で、総じて悲観論がえらく多い中、世界が今何をすべきか、という話をしたというところです。楽観論を持って。で、日本は、俺たちはどうしているということを具体的な数字を挙げてしゃべったということで、他の方は自国のことに関して具体的な数字を挙げてられないように見えますから、そこが多分、ビジネスランチの時になったら、日本は極めて具体的、そしてアフリカとか中近東とか、そしてアジアという自国の話以外、包括的な話もしたというところが一番、良かったと言うような感じかな。そんな話でしたね」

ーー各国の出席者から、中々良かったじゃないかと賞賛する話はあったか

「それはものすごく多かったと思いますけれども、それは誰にでも言ってるかもしらんからね。私は新聞記者と違うから。俺たちは裏を取るから。新聞記者は裏を取らないで書くけど俺たちはそんなことしない。ちゃんと裏取らないから分からない。他の人に言ってるかも知れないから、分かりません。というところは、テレビに載らないから大丈夫。はい。それから? 寒いから早くしよう」

ーー首相自身は手応えは

「私自身? この種の会議というのは僕はちょっと英語での演説とか色々ありますんで、ちょっと正直、あそこの日本語でやったところは真っ暗でしたから。ちょっと、よく見えませんでした。正直なところ。それと、昼の前のやつ(気候変動に関する非公式セッション)は英語だったんで、これは明るかったんで、こちらの方はアル・ゴアとか、アル・ゴアってアメリカの(元)副大統領とか、トニー・ブラウン、何? トニー・ブラウンだよね、イギリスのトニー・ブラウンとか(秘書官が「トニー・ブレアです」)、あ、トニー・ブレア(元首相)とかずらっと。そこはずらっと、こっちは丸々見えましたから。こちらの方は反応は分かりましたから。こっちの方は反応は良かったと思いますね。真っ暗の方が数がどれくらいいたかも分かりませんから、ちょっと分かりません」


【日英首脳会談】
ーー(記者が言い間違え)日中首脳会談だが

「はい?」

ーー日英首脳会談

「はい。日英首脳会談はブラウンという人から言われてたんで、4月の2日に(20カ国・地域金融サミットを)やる、4月の2日にやるに当たって、日英、アメリカも新しくなってるんで、日英できちんと組んで、少なくとも今回の危機に対して日本は着実にこれまでやってきているように見えるんで、ぜひ日本とイギリスと一緒になってきちんとこの、あ、オバマと3人で一緒になって、この20、20、G20をリードしていかないかんな、という話と、この前アメリカで麻生の方から提案したあれに関するところは今、いくつか各国でやってるのはどういう具合にフォローアップしていくのかというところをきちんとやらねばいかん。具体的なところはそんなとこです」


【気候変動問題】
ーー環境問題の基本計画を6月に発表したいということだが、今年の末にはCOP15がデンマークであると思うが、それに向けた取り組みでどう主導権を握っていくのか

「少なくとも4月までの間に、経済的に、あの、観念論を言う人がやたら多いじゃない。マスコミじゃないんだから、ばーんと言えばいいってもんじゃない。ちゃんとやる以上、具体的にやるなら、これはやりますと言ったらやれるように、具体的な数字が出せにゃ(いけない)。

だから具体的数字、かつそれをやったらお金はこれだけかかりますよ。ね。ご家庭でもそれだけ金は負担していただきますよ、これだけだったらこれだけ減ります、これだけ上がります。そういう具体的な話。エネルギーの話、環境の話、きちんと3つ、科学的にやったやつを出さない限りは説得力はない。しかもアメリカも中国もインドも乗ってこないような案はだめ。そう言った話で皆、わーっと1つ、少しでも多く言えばいいという話しは全然、現実的じゃない。僕はそう思ったんで、少なくとも6月までに出すということを言い続けていましたんで、6月までに出します」


<関連>
20090130@スイスへ出発
http://d.hatena.ne.jp/beber/20091228#p1

20090131@ダボス会議
http://d.hatena.ne.jp/beber/20091206#p2