20090623@沖縄全戦没者追悼式
平成21年沖縄全戦没者追悼式
http://www.kantei.go.jp/jp/asophoto/2009/06/23okinawa.html
平成21年6月23日、麻生総理は沖縄戦終結64年目の「慰霊の日」に、沖縄県糸満市の平和祈念公園で開催された県主催の「沖縄全戦没者追悼式」に出席しました。式典には、仲井眞弘多沖縄県知事をはじめとする県の関係者や、衆参両議院議長、関係閣僚のほか、遺族の方々が参列し、戦没者を追悼しました。
式典では、開会の式辞後、正午の時報に合わせて全戦没者に1分間の黙とうが捧げられました。引き続いて、沖縄県遺族連合会からの追悼のことばの後、各代表者による白菊の献花、そして仲井眞弘多知事の平和宣言、地元小学生による「平和の詩」の朗読が行われました。
その後、麻生総理が挨拶を行い、「戦没者の御霊(みたま)に対し、謹んで哀悼の誠をささげる次第です。今、改めて県民の皆様の筆舌に尽くしがたい苦渋に思いを致すとき、胸に迫り来る悲痛の念を禁じ得ません。文字通り焦土と化した沖縄は戦後、県民の皆様のたゆまぬ努力により多くの困難を乗り越え、力強い発展を遂げて来られました。豊かな県民生活の実現に向け、引き続き沖縄の振興に力を尽くすとともに、沖縄県の基本構想を踏まえつつ今後の沖縄振興の在り方を検討して参ります。
本年1月、糸満市において不発弾事故が発生しました。被害に遭われた方々に対し、改めて心よりお見舞い申し上げる次第です。県民の皆様の不安を解消すべく、『不発弾等対策安全基金』を設置したところですが、引き続き不発弾対策を着実に推進してまいります。
また、米軍施設の集中は県民の大きな負担となっております。負担軽減に向け、地元の切実な声を伺いながら全力を挙げて取り組んでまいります。
今日の日本の平和と繁栄が、戦没者の尊い犠牲の上に築かれているということを私は忘れたことはありません。決して再び戦争の惨禍を繰り返してはなりません。沖縄、日本、ひいては世界の発展のため、平和の構築に全力を尽くしてまいります。」と述べました。