だいたい32×32で、麻生政権を振り返る。

麻生政権 2008年9月24日から2009年9月16日をドット絵で振り返っています。

20081208@はなはだ遺憾ですな。明らかに領海侵犯ですから


中国調査船2隻が領海侵犯、警告を無視 政府、中国に抗議
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081208AT3S0801908122008.html
[2008年12月8日]
中国の海洋調査船2隻が8日午前8時10分ごろ、日本領海内の尖閣諸島魚釣島の南東約6キロメートルで航行しているのを第11管区海上保安本部の巡視船「くにがみ」が発見した。2隻は巡視船の警告を無視して9時間以上領海内にとどまり、同日夕方に順次領海外に出たが、日本政府は外交ルートを通じて中国側に抗議するなど対応に追われた。

麻生太郎首相は同日夜、「はなはだ遺憾ですな。明らかな領海侵犯ですから」と強調し、不快感をあらわにした。首相官邸で記者団に語った。藪中三十二外務事務次官は同日午前、崔天凱駐日中国大使に抗議を申し入れ、直ちに領海の外に退去するよう要求。6カ国協議のため、北京を訪れている斎木昭隆外務省アジア大洋州局長も午前、武大偉中国外務次官に抗議した。

これに関連して、河村建夫官房長官は午後の記者会見で「尖閣諸島は歴史的にも国際的にもわが国固有の領土であり、中国調査船の活動は極めて遺憾だ」と批判した。政府は午後、首相官邸の危機管理センター内に情報連絡室を設置するなど、対応に追われた。


首相が中国の領海侵入抗議へ 13日の日中首脳会談で
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008120901000297.html
[2008年12月9日]
河村建夫官房長官は9日午前の記者会見で、中国の海洋調査船尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近の日本領海に侵入したことに関し、麻生太郎首相が13日に福岡県太宰府市で開かれる中国の温家宝首相との会談で抗議することを明らかにした。

中国外務省の劉建超報道局長は「釣魚島は古くから中国固有の領土だ。(航行は)非難される余地はない」と主張しているが、河村氏は会見で「尖閣諸島は歴史的にも国際法上も日本固有の領土だ」と反論した。

中曽根弘文外相も記者会見で「中国には引き続き外交ルートを通じ、2度と発生しないよう申し入れる」と述べた。


中国の尖閣・調査船進入で麻生首相が抗議 日中韓首脳会談
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/204323/
[2008年12月13日]
麻生太郎首相は13日、福岡県太宰府市九州国立博物館で、中国の温家宝首相、韓国の李明博大統領と3カ国首脳会談を行い、世界的な経済危機の克服に向けて3カ国が共同対処する方針で合意し、連携強化へ3つの共同声明などに署名した。北朝鮮の核問題の解決に向け、緊密に連携していくことも確認した。日中韓首脳会談は平成11年から他の国際会議と並行して行われてきたが、独立した形での開催は初めて。今後定例化し、来年は中国で開くことが決まった。

これに先立つ日中首脳会談では、麻生首相尖閣諸島の領海内に中国の海洋調査船2隻が出没した事件について「尖閣諸島はわが国固有の領土であり、非常に遺憾だ。日中関係によい影響を与えない」と抗議した。温首相は「この地は古来より中国固有の領土である」と反論した上で、「話し合いを通じて適切に解決し、良好な2国間関係に影響を与えないようにしたい」と応じた。

懸案の東シナ海の石油・ガス田開発問題では、麻生首相が条約締結交渉の早期開始を求めたが、温首相は「実務レベルで引き続き意思疎通を続けていきたい」と述べるにとどめた。また、北朝鮮拉致問題について麻生首相が「議長国である中国の役割を期待する」と解決への協力を求めたが、温首相の明確な返答はなかった。

日韓首脳会談では、北朝鮮の核問題に関する6カ国協議について、完全なる核放棄に向けて日韓が足並みをそろえ、日米韓の連携を強める方針で一致。李大統領は拉致問題について「私は拉致被害者の家族や日本国民の心情を誰よりも理解している」と応じた。経済連携協定(EPA)締結に向けた協議を促進することでも合意した。

中韓両首脳はそれぞれ、麻生首相に来年中の自国への訪問を求め、麻生氏は応諾した。


麻生首相vs記者団>首相VS記者団:内閣支持率急落、「非常に厳しい数字」 12月8日午後6時56分〜
http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/news/20081208mog00m010052000c.html
Q 総理、よろしくお願いします。
A はいどうぞ。


麻生内閣支持率急落

Q マスコミ各社の世論調査麻生内閣の支持率が20%台前半まで急落しました。また総理にふさわしい人物として小沢代表が総理を上回りましたが、総理はどう受け止めますか。
A あのー、非常に厳しい数字だと思っています。私への評価だと思って受け止めております。景気対策、なかんずく雇用対策のところが不十分だという意見なんだというように私自身はそう思っていますんで、きちんとした政策立案を上げて、それに応えていくということだと思っています。

Q 先ほどの役員会で総理が、支持率低下について「すべて私の責任である」とおっしゃったとうかがっていますが、どこに原因があったと。
A 今、答えは申し上げたと思いますが。

Q それがすべて総理の責任だったと思われるところですか。
A そういうもんだと、基本的には支持率というものは、まあ特定の方がどっか、何かあれば別ですけれども、基本的に今、特にそういった閣僚がといったような話はありませんから基本的にそう考えることが順当だと思っていますけれども。

Q また世論調査では早期の解散総選挙を求める声が過半数に上った社もありまして、これを受けて野党側は「国民は麻生内閣を見放した」といい、早期の解散総選挙に向けて攻勢を強め、また与党内からも政界再編をにおわす動きが出ていますが、こういったことについて総理はどう考えますか。
A 政局より政策というのに、まったく変わりはありません。きちんとしてこの予算案を仕上げていくというのが政策だと思っていますから、ずーっと同じことしか申し上げていないと思います。あのー、与党内でいろんなご意見があるというのは、あの、いろいろ、何? 聞かされることはありますけれども、きちんとそういったご意見もあるということも踏まえて対応して行くもんだと思っています。

Q 今日、政府与党で新たに1兆円規模の地方交付金を創設することが決まりました。これは総理がかねがねおっしゃっていた「地方が自由に使える1兆円」との区別は…。
A あのー、まず最初にこの道路特定財源という話は、歳入として道路にしか使えないものを一般財源化するということを5月の閣議で決めた。その時は「できっこないではないか」というご意見もいろいろありましたけれども、それがきちんと出来るようになった。一般財源化するということが歳入の段階できちんと決まったということは、ものすごく大きかったと思います。これは今から法律としてきちんと出てくることになるんだと思いますが、僕は歳入の面においては正しい答えが出せたんだと、きちんとその時の5月のころの疑問というのにきちんと答えていると思っています。
 二つ目、歳出の件につきましては1兆円ということをいろいろ言われていますけれども、少なくとも道路ではなくて公共事業とか、ソフトとかいろいろな形で使えるようになっていると思いますので、それなりの成果だと思っています。ただ足りない分、地方で足りない分については交付税等々で対応したいと思います。

Q 今回の交付金はそもそも一般財源化とは言えないのではないかという意見があるんですが。
A あ、それは見解の違いでしょう。


◇中国船籍船舶の領海侵犯

Q 今日、中国船籍の船舶が尖閣諸島周辺を領海侵犯しましたが、この日中韓首脳会談が週末に行われる時にこういった中国船籍の船舶が領海侵犯したことについては、総理はどうお考えでしょうか。
A ああ、はなはだ遺憾ですな。明らかに領海侵犯ですから。
(秘書官:はい!終わります!)


<関連>
200900204@やるやる詐欺
http://d.hatena.ne.jp/beber/20100312#p1