だいたい32×32で、麻生政権を振り返る。

麻生政権 2008年9月24日から2009年9月16日をドット絵で振り返っています。

20081226@地方を回って実感。景気が悪いなんてこと書いてたマスコミはゼロ (×渡辺美智雄 ○渡辺喜美)


今年後半、「よく戦ったかな?という感じ」 12月26日夜
http://mainichi.jp/select/seiji/primeminister/news/20081226mog00m010049000c.html
◇全国幹事長・政調会長会議

Q:今日午後、自民党の全国幹事長・政調会長会議が開かれました。質疑応答の時間もなく、地方の幹事長らから、造反した渡辺議員の処分が軽すぎるとの要望を執行部にしたかったと会議終了後に記者団に話していますが。

A:全国幹事長会議をこの時期に政調会議を含めて、やった例は過去にあまりないと記憶しています。少なくとも、2次補正、また本年度の予算。ということをきちんと説明しないと新聞読んだだけでは分からない。

従って、きちんと説明する必要があると思ったんで、そういう意味での対応をさせていただいたんですけども、よく話を聞いてもらったのが1点。補正を上げてもらいたい。また、補正が上がるという段階じゃないけれども、地方はその準備を今のうちからやってもらいたいというような声が多く挙がったと、思いますんで、やはり地方は、予算とか補正とかいうものは景気にもっとも影響を与えるということを一番、現場で知っている。

そういう感じが改めてしましたんで、補正予算というものを早く上げるということに力を注ぎ、また、本予算につなげていくというのが、一番になる。それが今日感じた一番の実感です。


◇渡辺元行革相への処分
Q:渡辺議員の処分をもっときつくした方がいいという声も聞いていますが。

A:それは、別に総裁の話じゃないでしょ。

Q:ほかにも、もっと一致団結して行動してほしいとか、規律ある行動をとってほしいということを話している人もいて、麻生離れを危ぐする地方の自民党員の声がありましたが。

A:全然、そういう感じしませんね、正直言って。あの渡辺美智雄(発言そのまま)を断固処分する話というのは、そりゃ全国からいっぱい来ていますから。手紙で既にあっていますから、何もあの場で言わなくても、みんな知っておられる方大勢いらっしゃいますから。栃木県連はじめ、いろいろ申し訳ありませんと言っておられたんで、この種の話をこの場で言いたいという話と、麻生離れの話は全然違います。


ソマリア自衛隊派遣
Q:今朝、浜田防衛大臣ソマリア沖の海賊対策について、自衛隊派遣の可能性を指示したそうですが、具体的には。

A:ああ、これは従来からもう海上警備行動でやれる範囲。いろいろな制約、というものがありますから、そういったものをきちんと、今のうちから対策を立てておかないと、後になって慌てることになるので、きちんと対応をする準備をやっておく必要があるという話をしました。


◇1.5メートルの男
Q:総理は近付けば、近付くほど魅力が伝わるということで半径1.5メートルの男と。

A:近付けば、近付くほど何が伝わる?

Q:魅力が。

A:あ、俺の話ね。あん。

Q:半径1.5メートルの男と評されていますが、支持率は落ち続けました。このギャップをどう説明しますか。

A:うへへ。わははは。まあどうしょうもない。答えようがありませんね。答えを知っているのはみなさんの方じゃないでしょうか。聞く相手が私じゃなくて、別の方に聞いた方が、いいと思いますよ。


◇仕事納めと1年を振り返って

Q:総理、今日はですね、2008年の仕事納めということですけれども、今年1年を振り返ってみて、どんな1年だったでしょうか。

A:ハハハ。今年1年。前半と後半と私の場合は2つ違うのかな?

後半は8月、幹事長ということになってからの約6カ月、5カ月ぐらいが、忙しかったんだと思いますが、少なくとも、総裁総理になってからの後、基本的に一番の騒ぎは、やっぱり金融危機というものが、少なくとも世界中の人が想像していたよりはるかに大きかった。その影響がものすごく厳しかったと、こりゃ、金融関係の人は例外なく。また自分で経営している人も実物経済、実体経済に与える影響も大きかった。こっちの方が正直、私も「これほど」っていう感じがしていませんでした。戦後、経済指標がこれだけカーブが急激に落下した例が過去にないと思います。

従って明らかに今年初めから「景気がおかしいんじゃないかな」と自分自身で地方を回って思ってたんですが、そのころ景気が悪いなんてこと書いてたマスコミはゼロです。従ってそれが後から思い返すと、あの時から悪かった。というのが指標ではっきりしていますから、その意味では今年後半は一挙に来たなっていう感じだったんで、これは自分なりには少なくとも経済とか、経営とか、景気とか、金融とか、少なくとも自分のこれまでの経験をすべてたたき込んで、これと戦い抜かないかんというところが、やっぱり後半のところの、この数カ月間、最もきつかったところだと思います。

おかげさんで予算も我々の考えているところ、それなりのものが出来上がったと思いますし、ずいぶんいろいろ反対もありましたし、いろいろ言われもしましたけれども、最終的に、地方が大事だということで地方の交付税1兆円というものはきちんと対応が出来ましたし、また、いわゆる社会保障とか、年金とか、例の2分の1の話も予定通り、一応の道筋が出来ましたし、また、消費税含めて2011年までに税制の抜本改革やります、景気を向上させてというところも、そういったところが一応、できた形になりましたんで、これ、今年後半の部分から言ったら、そうですね、よく戦ったかな?という感じ、よく戦ったという感想でしょうか。


◇年末年始

Q:総理、最後の質問なんですけれども、今年の年末、年始、どのように過ごされますか。

A:年末年始。どうやって過ごすか。どうやって過ごすか。うーん、そうですね、どうやって過ごすか。あんまり東京にいた経験がないんですけれども、自宅にいることになりましたんで、自宅で、もう一回ゆっくり考える時間と、本を読む時間を得たいと思っています。



<関連>
20081205@2次補正をすぐ出せ→国会延長に賛成されなかったんじゃなかったでしたっけ
http://d.hatena.ne.jp/beber/20100704#p1