だいたい32×32で、麻生政権を振り返る。

麻生政権 2008年9月24日から2009年9月16日をドット絵で振り返っています。

20090325@北朝鮮弾道ミサイル破壊措置命令を発令

麻生首相、北ミサイルには「衛星として扱うつもりはない!」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090315/plc0903151734008-n1.htm
[2009年3月15日]
<抜粋>
麻生太郎首相は15日、NHK番組「総理にきく」に出演し、ソマリア沖の海賊対策に向けた海賊対処法案について、「ぜひ成立させなければならない。海賊は強盗と同じだ。現実に日本の船も襲われており、そういう人たちの安全や生命を守るのは国家の当然の責務だ」と述べ、早期成立に強い意欲を示した。

また、北朝鮮人工衛星打ち上げを名目に長距離弾道ミサイル発射準備を進めていることについて「国連安保理決議1718違反ははっきりしている。(北朝鮮は)衛星だの何だのいっているが、われわれは衛星として扱うつもりはない」と強く非難した。
ミサイル防衛(MD)による迎撃については、「今の段階では言えない。手の内を言うわけにはいかない」と述べるにとどめた。


「日本の上を通過、認めない」=北ミサイルの動き批判−麻生首相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090313-00000187-jij-pol
[2009年3月13日]
麻生太郎首相は13日の内閣記者会のインタビューで、北朝鮮の長距離弾道ミサイルとみられる「人工衛星」打ち上げの動きについて「他国の上を通過して弾道ミサイルの実験をした国なんかない。あいさつもなく日本の上を通過するような話は、とてもじゃないけど認めることはない」と批判した。発射した場合の対応については「たとえ人工衛星だと言っても、国連決議違反ははっきりしている。日本としては断固、国連安保理に話を上げる」と強調。米韓両国と連携していく考えも示した。


北ミサイル「破壊阻止命令」 麻生首相「国民被害は断固阻止せよ」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090327/plc0903271118003-n1.htm
河村建夫官房長官は27日午前の記者会見で、北朝鮮が「人工衛星」と称して長距離弾道ミサイルの発射準備を進めていることに関し、「北朝鮮から飛翔体が発射された場合、政府は速やかに必要な情報を伝える。テレビ、ラジオなどの情報に注意してほしい」と呼びかけた。

河村長官はミサイル防衛(MD)システムによる迎撃を決定した同日の安全保障会議で、麻生太郎首相から「国民が被害を受けることは断固阻止しなければならない。万全を期して対応してほしい」と指示があったことを明らかにした。河村長官はミサイルについて「通常わが国領域内に落下することはない」と指摘した上で、「国民は平常通りの生活、業務を続けてほしい」と冷静な対応を促した。

一方、浜田靖一防衛相は「弾道ミサイル破壊措置命令」を自衛隊に発令後に記者会見し、「今まで準備してきた。迎撃が可能なのは疑いはない」と述べた。また、「(人工衛星であれ)わが国の領土の上を飛ぶようなものを打ち上げるというのは不愉快だ」と北朝鮮側の対応を厳しく批判した。


北ミサイル発射、政府「破壊命令」発令へ 27日に安全保障会議
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090325/plc0903252112020-n1.htm
北朝鮮人工衛星打ち上げを名目に長距離弾道ミサイルの発射準備を進めている問題で、政府は25日、ミサイルが軌道をそれ、本体やブースターなどが日本領内に落下した場合、自衛隊法に基づく「弾道ミサイル破壊措置命令」を発令し、ミサイル防衛(MD)システムで迎撃する方針を決めた。27日に安全保障会議を開き、正式決定する。

河村建夫官房長官中曽根弘文外相、浜田靖一防衛省が25日午後、首相官邸でこの方針を確認、麻生太郎首相も了承した。日本に飛来する弾道ミサイル迎撃の手順は、3通りあり、攻撃の意図が明確な場合は自衛隊法76条に基づく防衛出動を発令し迎撃するが、意図が不明確な場合、閣議決定を経て防衛相が破壊措置を命ずるケースと、防衛相が非公表で命ずるケースに分かれる。今回は閣議決定は不要と判断したとみられる。

一方、自民、公明両党のは25日、31日の衆参本会議で北朝鮮に自制を求める国会決議を採択する方針を決めた。


弾道ミサイル破壊措置命令」発令を決定 安保会議開催
http://www.asahi.com/politics/update/0327/TKY200903270033.html
北朝鮮が長距離弾道ミサイルテポドン2」とみられる機体の発射準備を進めていることを受け、政府は27日朝、安全保障会議(議長・麻生首相)を開き、ミサイルが日本の領土・領海に落下する場合に備え、自衛隊法82条に基づく「弾道ミサイル破壊措置命令」を初めて発令することを決めた。

北朝鮮は「4月4〜8日に人工衛星を運搬するロケット」の発射を予告している。


北朝鮮のミサイル問題、日本は初の破壊措置命令 (ロイター) 
http://news.www.infoseek.co.jp/world/story/27reutersJAPAN371986/
日本政府は27日、北朝鮮が近く「人工衛星」の名目で発射を予定している長距離弾道ミサイルが日本の領土や領海に落下する事態に備え、ミサイル防衛(MD)システムで迎撃することを決定。これを受けて、浜田靖一防衛相が自衛隊法に基づく初の「破壊措置命令」を発令した。

北朝鮮は、4月4─8日の間に長距離弾道ミサイルテポドン2号」の発射実験を行うとみられており、ミサイルは既に発射台に設置されたことが確認されている。米国は、発射が行われた場合、2006年の北朝鮮のミサイル発射実験に対して国連安保理が課した制裁決議に違反すると警告している。

また、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議参加国である日本・米国・韓国の首席代表は27日、ワシントンで北朝鮮のミサイル問題について協議を行うことにしている。


首都圏にPAC3展開、破壊措置命令受けて
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/20090327_yol_oyt1t01085/
[ 2009年3月27日]
北朝鮮が「人工衛星」名目で弾道ミサイルの発射準備を進めている問題で、自衛隊は27日夜、浜田防衛相が発令した「破壊措置命令」に基づき、地上配備型のパトリオット・ミサイル3(PAC3)の首都圏への展開を開始した。航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)では27日午後8時、迎撃ミサイルを搭載するランチャーやレーダー装置などを積んだ約30台の車両が続々と出発。

展開先となる陸上自衛隊朝霞駐屯地(東京都練馬区など)と防衛省(新宿区)内にある空自市ヶ谷基地に向かった。


イージス艦PAC3で迎撃態勢へ=日本海、東北中心に配置-防衛省
http://www.zaikei.co.jp/article/biznews/090327/34483.html
[2009年03月27日]
北朝鮮弾道ミサイルに対する「破壊措置命令」を受け、防衛省は、海上自衛隊イージス艦2隻を日本海に配備、航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)を秋田、岩手両県などに27日中にも移動を開始する。初めてのミサイル迎撃態勢に入るが、中曽根弘文外相が「難しい」と指摘するなど、精度面が不安視されるほか、防御範囲にも課題が残っている。

発射されたミサイルやその一部が日本の領土や領海に落下することが予想される場合、自衛隊は、イージス艦「こんごう」「ちょうかい」の2隻に搭載の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)とPAC3の2段構えで迎撃に当たる。北朝鮮の予告通りだと両県の上空を通過するとみられている。

発射後、米国の早期警戒衛星の情報を基にレーダーで弾道を分析、まずはSM3が大気圏外で迎撃し、撃ち漏らせば、地上のPAC3で破壊。空自の航空総隊司令官がすべての指揮を執る。


北朝鮮ミサイル>海自イージス艦3隻が出港 (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/photo02mainichiF20090328k0000e040012000c/
[ 2009年3月28日16時2分 ]
北朝鮮弾道ミサイル落下に備えた「破壊措置命令」を受け、海上自衛隊イージス艦3隻が28日朝、出港した。海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を装備済みの「こんごう」「ちょうかい」は佐世保基地長崎県)から日本海へ、横須賀基地(神奈川県)の「きりしま」が本州東側の太平洋にそれぞれ向かった。

こんごうと、ちょうかいは、早ければ29日に日本海の目標海域に到達し、監視活動に入る。2隻でほぼ日本全土の領空をカバーする機能を持ち、ミサイル発射の際は、早期警戒衛星など米軍側の情報も参考に、万一の事態に備える。きりしまは10年度にSM3を装備予定で、今回は弾道ミサイルを追尾し、太平洋側での着水地点の確認などを行うとみられる。

また、米海軍もSM3装備のイージス艦「シャイロー」など数隻を日本近海に配置している。

こんごうとちょうかいは、米ハワイで各1回SM3の実射試験を経験したが、ちょうかいは米製弾頭の不具合で、模擬ミサイルの迎撃に失敗した。米海軍は16回の実射試験中13回を成功させたという。


イージス艦が日本周辺に展開、北ミサイルで
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20090326-OYS1T00328.htm
[2009年3月26日]
北朝鮮が「人工衛星」を打ち上げる名目で弾道ミサイルの発射準備を進めている問題に絡み、米海軍が日本の周辺海域で、弾道ミサイルを探知するイージスレーダーを備えた駆逐艦の展開を始めている。展開しているのは少なくとも5隻で、いずれも弾道ミサイルを迎撃する「SM3」ミサイルを搭載しているとみられる。

長崎・佐世保港では今月23日から米海軍第7艦隊の駆逐艦3隻が入港。うち2隻が25日午後に出港、青森港に寄港していた駆逐艦も26日午後に出港する。3隻とも日本海または太平洋で活動を始めるとみられる。

海上自衛隊イージス艦「こんごう」と「ちょうかい」の2隻も佐世保基地に停泊中で、政府が自衛隊法82条の2に基づく迎撃体制を正式に決定すれば、日本海に展開するとみられる。


麻生首相ぶら下がり詳報】「明日は解散ない」(27日夜)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090327/plc0903272155012-n1.htm
[2009.3.27]
麻生太郎首相は27日夜、平成21年度予算が成立したことを受けて衆院解散・総選挙の時期を問われ、「景気対策がきちんとした形になっていくのを見た上で判断したい。明日はない」と述べた。
国会内で記者団の質問に答えた。ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。

【21年度予算成立】
−−21年度予算が成立したが

「成立してよかったと思っています。これで年度内の執行が確実になるということだと思っています。私の場合は、最初からこの予算の成立が最大の景気対策になると申し上げてきました。加えてこの予算を前倒しにして実行せしめるということが景気対策としては、いちばん大きなものになると思っていますので、引き続き地方公共団体もこれに対応していろいろ予算の執行のための準備をしていただいているとは思いますけど、なるべく早い実行に移せるようにするというのがいちばん肝心なことだと思っています。いずれにしても予算の成立が年度内に成立できたということは大変良かったと思ってます」

−−首相はかねてより3段ロケットとして景気対策をしてきたが、4段目というのは

「なんとなく危ない質問ですなという感じだけはしますけどね。もう少し具体的に言っていただくと分かりやすいね」

−−例えば補正予算

「今の段階で補正予算を考えているということはまだそれは確実なものにこういった形とかいうものを考えていることではありません」


【解散】
−−政局より政策だとして景気対策を一番に考えてきたと思うが、ここで山を越え、解散については

「今、こういった予算というのは成立したら、それですべてその通りいくかどうかというのが、法律ができればすべてきちんといくという保証はないというのは、この政治の世界においては当然です。従ってこれがきちんと実施に移されて、そしてそれがどのような効果が出てくるか。今、やっと定額給付金が3月いっぱいで約15%。4月中に約85%ぐらいのところがいくんですかね。そしてまあ、例えば3月の28日ぐらいから1000円という、高速道路の1000円というのが始まったばかりですから、いろいろな意味で景気対策がきちんとした形になっていくのは今からですから、その上を見た上で判断させていただきたいと思います」

−−今すぐにということでは

「成立して明日解散するかということを聞いておられるんですか?」

−−例えば

「明日はありません」


北朝鮮ミサイル】
−−安全保障会議を経て浜田靖一防衛相から自衛隊に破壊措置命令が…

「これはうかつなことを言えんね。えーっと、これはまず北朝鮮の飛翔体というものが日本に落下する可能性というのは低いと思っています。しかし、これは国民のみなさんにとっては、なんとなく気になるところだと思いますけど。これは平常通りに生活をしていただくということを思っております。一方で万が一、飛翔体が日本に落下するとか、日本の領域内に落ちるとかいうことになった場合に、これは防衛大臣によって破壊措置命令というものを出させるように指示したところです。いずれにしても、こういった国民の安全の確保というものに対してはきちんと万全の対応をしていかねばならんものだと思っています」


内閣人事局
−−内閣人事局についてだが、先ほど内閣人事局長が官房副長官を充てるという首相がこだわっていた政府案が自民党でも了承されたが

「今のも正確じゃありません。自民党の(行政改革推進)本部で了承されただけであって、政審、総務を通っていない段階でうかつなことを言うのは危険だと思いますね。従って今の段階でまだどうなっているかといわれれば、私の意向に沿った形で、いわゆる本部の、改革本部のところで了承を得られたという段階だと思っています。いずれにしてもこういった形で法案が出されていくであろうと期待をしております」


<関連>
20090405@断じて看過できない
http://d.hatena.ne.jp/beber/20100313#p2

20090315@NHK「総理に聞く」
http://d.hatena.ne.jp/beber/20100122#p2

20090313@内閣記者会インタビュー
http://d.hatena.ne.jp/beber/20100627#p1

20090331@北ミサイル自制要求決議採択
http://d.hatena.ne.jp/beber/20100401#p1


20090327@平成21年度予算成立
http://d.hatena.ne.jp/beber/20100719#p1

20090327@平成21年度予算成立後
http://d.hatena.ne.jp/beber/20100719#p2