だいたい32×32で、麻生政権を振り返る。

麻生政権 2008年9月24日から2009年9月16日をドット絵で振り返っています。

20110606@現首相同士で企画した日中交流事業「映画、テレビ週間」「アニメフェスティバル」に、野党議員が、政府特使で



麻生元首相、日中アニメ交流行事の政府特使に
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110525-OYT1T00186.htm
政府は24日、北京で6月8日に開かれる日中交流事業「映画、テレビ週間」「アニメフェスティバル」の開幕式典に、自民党の麻生元首相を政府特使として派遣する方針を固めた。


麻生氏を首相特使で派遣 中国のアニメフェス
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110606/plc11060618020017-n1.htm
政府は6日、自民党麻生太郎元首相を8日に北京で開催される日中映像交流事業「映画、テレビ週間」「アニメ・フェスティバル」の開幕行事に首相特使として派遣することを決めた。麻生氏はアニメやマンガへの造詣が深く、開幕行事で菅直人首相の祝意を伝達する。
野党の元首相が首相特使として海外に派遣されるのは極めて異例だが、麻生氏は今年1月、ブラジルのルセフ大統領の就任式にも首相特使として出席した。


アニメ・フェス:北京で8日開幕 麻生元首相を特使派遣
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110607k0000m040069000c.html
政府は6日、北京で8日から始まる日中映像交流事業「映画、テレビ週間」と「アニメ・フェスティバル」の開幕式典に、麻生太郎元首相を菅直人首相の特使として派遣すると決定した。
菅首相が漫画好きで知られる麻生氏を指名した。公明党太田昭宏前代表、民主党増子輝彦参院議員らも同行する。


映画やアニメで日中友好=開幕式に温首相と麻生氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011060800656
【北京時事】日本の映画やアニメなどを中国で上映する日中映像交流のイベントが8日、北京で開幕した。式典にはイベントの開催を提唱した中国の温家宝首相が出席。菅直人首相の特使の麻生太郎元首相とともに、日中友好を象徴するパンダとトキをかたどったモニュメントのスイッチを押して開幕を祝った。
麻生氏は「映像には人生や思想、人情などを国境を越えて伝える力がある。映画やアニメを通じて日中両国民の相互理解を促進し、両国の戦略的互恵関係を深化させることができると期待している」とあいさつした。
オープニングには、老人と孫娘が北海道から宮城県へ家族を訪ねて旅をする小林政広監督の映画「春との旅」が上映された。主演の仲代達矢さんは「ロケした気仙沼の美しい風景が東日本大震災でなくなってしまった。そのことを思って見ていただければありがたい」と話した。
交流事業の第1弾となる日本映画週間は北京で13日まで12作品が上映され、上海では12日から18日まで開催。日本アニメ・フェスティバルは11月下旬に北京や上海で開かれる。中国側の映画・アニメを紹介する行事は10月に東京や札幌で予定されている。


映画アニメ祭、北京で開幕 温首相、麻生元首相ら参加
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011060801000831.html
【北京共同】日中映像交流事業「日本映画、テレビ週間」「日本アニメ・フェスティバル」の開幕式典が8日、北京市の中国国家博物館で行われた。
中国の温家宝首相や、菅直人首相の特使として麻生太郎元首相らが参加。映像ソフトを通して中国国民の対日感情改善を図るのが狙いだ。
開幕式前に麻生氏や映画監督の山田洋次氏らが記者会見し、麻生氏は「日本の文化を世界に伝える力がある」と映像ソフトの効用を強調。山田氏も「両国民が仲良くなる礎になってほしい」と述べた。
「日本映画、テレビ週間」は18日まで北京と上海で実施。


温総理:映画・テレビ・アニメ作品を中日友好の絆に
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2011-06/09/content_22746795.htm
温家宝総理は8日、日本の首相の特使である麻生太郎元首相および中日両国の映画、テレビ、アニメ界代表と国家博物館で面会した後、中日映像交流事業の開幕式に出席した。
温総理は「私は昨年訪日した際、『映画、テレビ週間』『アニメ・フェスティバル』の共同開催で日本の首脳と合意した。青少年を中心に両国民の喜ぶ形で相互理解や国民感情を強化することが目的だ。巨大な地震津波による困難を克服して計画通り中国で交流事業を行うことは、日本側が中国との人的・文化交流の促進を重視し、誠実に取り組んでいることの証であり、中国の観衆から歓迎されるに違いない。両国の映画、テレビ、アニメ会社および関係者が、相互参考や協力を強化して、さらに多くの優れた作品を両国民に提供し、中日友好の絆とすることを希望する」と述べた。
麻生氏は「日本代表団を率いて北京で『映画、テレビ週間』『アニメ・フェスティバル』に参加できることを嬉しく思う。日本政府と社会各界は中国との文化交流事業を積極的に支持している。『映画、テレビ週間』『アニメ・フェスティバル』の共同開催は相互理解を強化し、両国関係の発展推進に重要な役割を果たすと信じている」と述べた。
両国の映画、テレビ、アニメ界代表は「映画、テレビ週間」「アニメ・フェスティバル」の共同開催を契機に、両国の文化交流と産業協力を促し、中日関係の発展に貢献する考えを表明した。
面会後、温総理と麻生氏は「映画、テレビ週間」「アニメ・フェスティバル」のスタートを宣言。両国の子どもたちや関係者と共に展示を見学した。


中国・北京で日本のアニメなどを紹介するイベント開幕 麻生元首相が政府特使として出席
http://www.fujitv.co.jp/safe/red_mpl/common/frame/fnnFrame.cgi?MD=n&URL=http%3A%2F%2Fwww.fnn-news.com%2Fnews%2Fheadlines%2Farticles%2FCONN00201096.html
中国・北京で8日、日本のアニメや映画を紹介するイベントが始まり、首相在任中にアニメや漫画産業に力を入れていた麻生太郎元首相が、政府特使として開幕式に出席した。麻生元首相は「ポケモンは、基本的には『キュッ』と『キュッキュッキュッ』しか、しゃべることはありません。しかし、それでも間違いなく世界中でちゃんと通じる」と述べた。開幕式典で麻生元首相は、中国の温家宝首相に「ドラえもん」について紹介するなど、持ち前の漫画通の一面をのぞかせた。
また、式典出席に先立ち、「『政府特使を野党から出すなんて』と疑問に感じたが、菅首相から直接依頼され断れなかった」と、特使に任命された内幕を明らかにした。イベントは、北京で13日まで開かれ、宮城・気仙沼市などを舞台にした、小林政広監督の「春との旅」など12作品が上映される。



北京で久々に炸裂した麻生太郎「文化担当特使」に民主党外交は学べ 「ポケモンはキュッキュとしか言わないが世界で通用するじゃないか」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/8216
<抜粋>
久々に、'麻生節'が、北京で炸裂した。
先週、麻生太郎元首相が、なぜか菅直人首相の「文化担当特使」として、6月8日からこちらで始まった「ジャパン・フィルム&テレビ・ウィーク」に合わせて北京を訪れた。
ポケモンはキュッキュッとしか言わねーが、世界中で通じてるじゃねーか。文化交流ってのは、言葉じゃねーんだ。日本の素晴らしいコンテンツは、世界で通用するんだよ!」
「韓国は文化開放に踏み切ってから、日韓関係は劇的に改善された。あんたんとこ(中国)も、早くそうすべきだ!」
まさに麻生特使の行くところ、拍手喝采が鳴り止まない。皮肉なことに、民主党政権下になって、これほど北京で人気を博した日本の政治家はいない。

■ニュースにならなかった日中韓サミット
思えば、麻生政権時代、日本で『週刊現代』の政治記者をしていた私は、毎週のように、麻生首相の批判記事を書いていた。「麻生総理、この漢字読めますか?」「ゴルゴ13を見て外交するなかれ」・・・。いまでも当時のタイトルが頭に浮かぶが、先週、2年ぶりにご本人を間近で見て、懺悔したい気分に駆られた。菅外交に較べたら、麻生外交には何と華があったことか! 民主党外交に較べたら、自民党外交は何と老獪だったことか! 
私たちはなぜ、「一度任せてみて下さい」などという甘言に騙されて、民主党に政権を託してしまったのだろう? この2年間、北京から見ていて、民主党外交の杜撰さ、幼稚さには、一日本人として怒りを通り越して、涙が出るほどだ。
中国はすでに昨年、GDPで日本を追い抜いた。今後、日中間の「経済格差」は、ますます広がっていくだろう。象徴的な例を挙げれば、5月21日〜22日に、温家宝首相が訪日し、第4回日中韓サミットが開かれたが、中国ではほとんどニュースにさえならなかった。2008年暮れに当時の麻生首相が音頭を取って、自らの故郷・福岡で第1回日中韓サミットを開いた際には、中国は大型取材陣を日本に送り込み、華々しく報じたものだ。 
それがたった3年で、中国からすれば、もはや日本など、目に入らなくなってしまった。それは、一つには、G8(主要先進国)の時代からG20(主要国)の時代へ、もしくはG2(米中)の時代へと変遷したからであるが、もう一つは「お笑い民主党外交」を、相手にしなくなってきているのだ。
日本が中国に勝てるのは3分野しかない
鳩山前首相は、昨年5月に温家宝首相と重要な首脳会談を行ったわずか二日後に、「プッツン辞任」した。今年に入っても、3月に前原外相が「5万円辞任」したかと思えば、6月2日には菅首相が「辞める宣言」をした。中国の菅政権に対する視線は、金正日政権に対する目線に近づきつつある。「世界と関係なく勝手にやってれば」という感じだ。
これは私のかねてからの持論だが、21世紀の日中関係において、日本が中国に勝てるのは、たった3つの分野しかない。それは、「先端技術」「サービス」「オタク系文化」である。他のあらゆる分野が早晩、中国に追い越されるだろう。
だがこの3分野だけは、いわば日本の誇る「三種の神器」である。こうした日本の優位性を、もっと中国にアピールすべきなのだ。


日中映像交流事業の記者会見
http://www.youtube.com/watch?v=ibfcBXX4ySQ

日中映像交流事業「映画,テレビ週間」「アニメ・フェスティバル」開幕行事(概要)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/j_c_eizou1106.html


<関連>
20090429@北京に到着
http://d.hatena.ne.jp/beber/20100306#p2
20090429@中国訪問
http://d.hatena.ne.jp/beber/20100412#p1
20090430@日中首脳会談
http://d.hatena.ne.jp/beber/20100416#p1
20090430@国際漫画賞受賞者と懇談
http://d.hatena.ne.jp/beber/20100314#p1

2011年6月13日 松本純衆議院議員 横浜セミナー

http://www.jun.or.jp/diary/2011-06.htm

20110613松本純先生横浜セミナー2〜麻生太郎先生質疑応答〜
http://www.youtube.com/watch?v=Kq6Moli0A4o

松本元官房副長官
「みなさん、知っていらっしゃいますか、総理特使。」

「総理特使というのは、今の政府を代表して、国家を代表して海外へ出向き、総理の代わりに行くという大変重要な役回りを言うのですが、通常、与党の中から誰かが行く、内閣の中から誰かが行くというのが通例でございますが、なんと、この麻生太郎元総理が2回も、総理特使をやってしまったということを、知ってらっしゃる方が意外と少ないので、ここでご自身にお披露目をいただければと思います。よろしくお願いします」

麻生元総理大臣
「松本先生が言われているように、少なくとも、新憲法ができてこのかた、政府を代表して総理特使、政府代表と言うのが、閣僚、もしくは、政府与党の人以外がやった例はありません。」

「昨年の12月でしたか、1月の1日、ブラジルの新しい大統領ジルマ・ルセフっていう女性の大統領が初めてブラジルで出ます。ブラジルというのはご存知のように、日系人が約125万人ぐらい、日系2世、3世、今は6世か7世ぐらいの方がいらっしゃるんだそうですが、こういった国に、極めて親日色の強い「BRICs」と言われるブラジル、ロシア、インド、チャイナ、この中で最も親日と言われたブラジルとインドなんですが、この大統領が1月1日就任にあたって、当然各国は式典、大統領就任式典に人を出すんですが、日本は行くやつがおらん、と言うから、ちょっと待て、と。行くやつがおらんってことがあるか、と。ウンもスンもないんだ、と。そりゃ、そういうときのために外務大臣っていうのが行くんだ、と。国会が休みだって、何考えてんだって言ったんですけども。」

「当時、前原外務大臣が『僕は行けない』。『なんで行けないんだ』って。当時こっちはああいう事件が起こるとは思ってませんから、『じゃあ、なんでダメなんだ』って聞いたら、ムニャムニャムニャムニャ言ってる。『じゃあ、代わり出せ』と。『「元」のやつ出せ』と。そしたら『「元」だと、ご存知だと思いますが、羽田さんになります』って言われて、『うーん…タラップ降りられないと困るな』とか、いろいろ考えましたよ。いろいろ考えました。『総理が行けばいいじゃないか』とかいろいろ言いましたよ。でも、『とても1月1日に行ける人はいない』。1月1日って、我が家の、家庭の平和を考えてみると、被害は極めて大きい、と、ブツクサ言ったんですけども、やむを得ず、ブラジルの大統領就任式、1月1日に行きました。」

「今度はこの火曜日、水曜日に行われたんですが、中国の温家宝総理が日本に来られたときに、菅総理との間で、『日本の映画・テレビ週間 アニメフェスティバル』っていうのをやるって言う。ええこっちゃないかと。元々の企画はこっちで考えてましたから、『いいじゃないか』と言ったんですけども、『それに行く人がいない』ときたんで、『ちょっと待て』、と。『おまえ、2回も3回もね、いい加減にしろ』ということを言ったんですけども。」

たまたまこの話を、松本先生といっしょに飲んでるときに、いきなり携帯に電話が鳴った。見たら官邸の電話番号ですから、『この時間に官邸から電話?』と、怪しげだから切った(笑)1分もしたらまたかかってきたから、『ああ、これは間違いないな』と思ったから、もちろん切った(笑)7、8分したらいきなり、松本純官房副長官のところに電話がかかってきて、『官邸ですけれども、麻生総理は側にいられませんでしょうか』。いっしょにいるんだから(笑) それで、松本先生がそれを見て『うーん…』。」

「だいたい意味がわかるから、『なんです?』って聞いたら、『総理が直接、麻生先生と話がしたいとおっしゃってますが。どうしますか』って言うから、意味がわかりましたんで、(電話に)出て、向こうの話を聞いて『行ってもらいたい』って話しをしてきたんで、『言いたいことは2つ。1つ、これは元々、我々がアニメの殿堂を作るっていうような話しをしたときに、あんたらが予算切ったんじゃないか』と。仕分けとか言って。それを今頃になって『行け』とか、『話しが全然違うだろ、恥ずかしくないのか』って言ったら、なんかモニョモニョモニョモニョ言ってたよ。それに、政府代表を野党に頼むっていうのもおかしいし、もうブラジルの大統領のときに1回やったろうが、と。だから、他の人に、って言ったんだけど、『アニメは他にいない』。」

「で、中国側は温家宝総理が出られると。こっちからも然るべき人を出さないと、どうにも具合が悪いんですって言うから、『自分で行きゃいいじゃねえかよ』って言ったんですけど、全然ダメで、結果的にしょうがないから、明日、松本剛明外務大臣が来るっていうことになってるんで、返事はそちらにします、と。だいたい、会社でね、社長が先に根回しをして後から部長が確認に来るとか、そんなふざけた話がどこにあるんだ、と。組織ってものがわかっとらん、と、正直思いましたから、翌日、松本(外務大臣)さんに『君も興業銀行にいたんだから、意味ぐらいわかるだろ?』って。頭取が先に根回しして、後から重役がお願いしますなんてとぼけた話があるか、って言ったんですけども。」

「そういう経緯があって、誰も行かないとなると、そら、日本はブラジルを軽視しとるとか、中国と企画しといて、総理大臣同士で企画しといて、誰も出さないというのは、どう考えたって、日本のイメージが悪くなりますんで、いろいろ相談してやむを得ず、決意をして1人で、自民党から行ったのは、私1人なんですけど(笑)。民主党の方が一人おられましたけれども、自民党公明党民主党、議員は1人ずつ出して、3人で行って来たというのが経緯なんですけれども」

「基本的には、政府特使を野党に頼むっていうのは、どう考えても筋としちゃ、過去に例がないぐらいおかしい。それぐらい人がいないなら、さっさと辞めた方がいいです。」