20090430@麻生太郎的“雷人”表情
A combination photo shows the Japanese PM Taro Aso attending a session of Pariliament iin Tokyo July 14, 2009. (REUTER)
【中国対日観】麻生首相は「びっくり・フェース」続々
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090430-00000191-scn-cn.view-000
人民日報社が運営するニュースサイト「人民網」は30日、訪中している麻生首相に関連して「十大“雷人”表情」とのタイトルで、麻生首相のさまざまな顔の写真10枚を紹介した。「雷人」は流行語で「びっくりさせる」の意。
中国の国家指導者が、公(おおやけ)の場で、感情あらわな表情を見せることは、ほとんど考えられない。あったとしても、いかにも紋切り型の笑顔や怒りを見せるぐらいだ。「威風を保つべきだ」との、伝統的な考えが支配的なためとされる。
欧米の指導者ならともかく、アジアの隣国である日本の麻生首相がさまざまな表情を見せることで、中国人の注目も高まっているという。
麻生首相の「びっくりフェース」への評価は「国家の指導者なのだから、もっと重々しく振舞った方がよいのでは」との保守的な人と、「中国の指導者は体面にこだわりすぎ。日本の首相のように、少しぐらい感情を見せてもよいではないか」との意見に分かれる。
記事本文では特に「表情問題」に触れず、麻生首相の経歴などを紹介した。「表情問題」は中国人にはすぐ分かる話題であり、外国の首相の「面相」について、文章にすることを憚った(はばかった)と考えられる。
記事は、「父方は曽祖父だった麻生太吉貴族院議員からの政治家の血筋であり、母方の祖父は著名な政治かで自民党の創立者のひとりである吉田茂」、「明治の元勲の大久保利通も祖先に持つ」、「妻は鈴木善幸元首相の娘、妹は寛仁親王妃信子さまである」ことなど、「華麗な一族」ぶりを紹介。
また、元麻生セメントの代表取締役社長であることなど実業家の経験もあり資産家であることも伝えた。
政治的にはタカ派であり、「公(おおやけ)の場で、第二次世界大戦での日本の侵略の歴史を美化したり、南京大虐殺に信憑性を疑問視したり否定した」など、中国人にとっては容認できない面を紹介。
一方では、「スポーツを愛し、射撃とゴルフに精通。1976年には夏季五輪大会(モントリオール)に、クレー射撃で日本代表として出場し、41位を獲得した」など、一般読者に好感を持たれると思われる面も紹介した。
组图:麻生太郎的十大“雷人”表情(中国語)
http://world.people.com.cn/GB/9219164.html
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