だいたい32×32で、麻生政権を振り返る。

麻生政権 2008年9月24日から2009年9月16日をドット絵で振り返っています。

20090714@「北朝鮮の貨物に関する法律」審議できない状況。国際社会に対していかがなものかと

 

首相問責決議案:参院で可決 内閣不信任案は衆院否決
http://mainichi.jp/select/seiji/graph/aso/
民主党など野党が共同提出した麻生内閣不信任決議案と麻生太郎首相に対する問責決議案が14日、衆参両院本会議で採決された。衆院に出された不信任案は与党などの反対多数で否決されたが、参院に提出された問責決議は野党の賛成多数で可決された。首相問責決議の可決は昨年6月の福田康夫首相に対する決議に続いて2回目。これを受け、野党は衆参両院で全面的な審議拒否に入った。国会は28日の会期末を待たず、事実上の閉会状態となる。

問責決議案は民主、共産、社民、国民新、新党日本の野党5党が参院にそろって出した。民主党輿石東参院議員会長は提案理由で「衆院解散を先延ばし、言動がぶれにぶれ、日本郵政の社長人事問題で指導力不足も天下にさらした」と批判した。採決は記名投票で、決議は賛成132票、反対106票(欠員1)で可決された。自民党で賛成票を投じた「造反」議員はいなかった。自民党山内俊夫文部科学相が公務を理由に、民主党の山下八洲夫氏が体調不良を理由にそれぞれ欠席した。

一方、これに先立つ衆院本会議には、民主、共産、社民、国民新の野党4党が不信任決議案を共同提出した。記名投票で、賛成139、反対333で否決された。自民党から造反議員は出なかった。

自民党執行部は「麻生降ろし」が造反に発展しないよう、議員の締め付けを強めていた。天皇、皇后両陛下の北米歴訪に同行中の福田前首相、体調不良の中川昭一前財務・金融担当相、13日に離党届を提出した長崎幸太郎衆院議員の3人が欠席した。

自民党細田博之幹事長は記者団に自民党の結束ぶりを強調。民主党鳩山代表は記者会見で「自民党は不信任案には整然と反対しながら、党に戻れば侃々諤々(かんかんがくがく)で矛盾している」と批判した。【中田卓二、田中成之】


【麻生ぶら下がり】首相問責決議「真摯に受け止める」(14日夜)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090714/plc0907142124020-n1.htm
麻生太郎首相は14日夜、参院本会議で首相問責決議が可決されたことについて「私自身としては真摯(しんし)に受け止める」と話した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。

「(予定時間から約1時間半遅れたため)お待たせしました」

ーー今日、衆院で内閣不信任案が否決され、参院で首相問責決議が可決された。それぞれ首相の受け止めを

「まず衆院の不信任案につきましては、333票という、票を頂いて、自由民主党の中から見ますと、福田(康夫)先生はじめ、おられない事情の方以外、ほとんどもれなく(反対投票)ということになったというのは、私どもとしては、私としては大変、ありがたいと思っております。あの、いろいろ皆さんご意見があるんでしょうが、内閣一致して、政府与党一体となって(否決した)ということだと思いますんで、大変ありがたいと思っております」

「問責につきましては、参院において、麻生太郎総理大臣(首相)に対しての不信任、あ、問責だったということだと思いますんで、その点について私ども、私自身としては真摯(しんし)に受け止めて、重く受け止めております」

「もう1点、やっぱり、北朝鮮の貨物に関するこの法律(北朝鮮貨物検査特別措置法案)というものが、これは日本の隣の国が、核実験を2回行って、日本に到達できるミサイルを何回となく発射する。こういった状況に関して、世界中がこれに対して、国連で(安保理)決議1874を出してやってる最中、日本が、一番影響を受ける日本。その日本がそれに対応できないというようなのでは、これは国際社会に対していかがなものかと、私は強くそう思っていますんで、その意味では、この法案というものは遮二無二通して頂きたいなと、私自身は率直にそう思っておりました。従って、これが審議できないというような状況が参議院で作られるというのは、いかがなものかと、私自身は率直にこの点に関してははなはだ不満です」

ーー自民党細田博之幹事長と会っていたが、古賀誠選対委員長が東京都議選敗北の責任をとって辞意を表明した

「詳しく古賀先生の話を聞いていませんけれども、地方選挙の一連の結果についての責任を、というのであれば、これは選対委員長一人でとるべきものではなくて、全体として、党全体として受け止めなければならない大事な点だと思っておりますんで、私としてそのような話が幹事長からありましたけれども、私として、それを、辞表を受理するというつもりはありません。そう伝えて、慰留するように言いました」

ーー古賀氏は宮崎県の東国原英夫知事の擁立の責任についても総務会で言及した。首相は出馬の要請をしたことについては失敗だったと考えるか

「いえ、私はいろいろな、少なくとも、政治、行政の上で、知事といえば行政の長でありますけれども、政治家という前提で、タレントというような意識より、政治家として、少なくとも宮崎県のイメージをあれだけ上げるのに成功した知事というのは、これまでいなかったというのははっきりしていると思いますね」

「その意味で、一人の候補者として抱えるということに関して、私自身はいろいろな候補者を擁立して考える(のは)、選対委員長としての仕事だと思いますけれども、その対応が、相手方の対応に対していろいろご意見なりがあるのは知ってますけども、私自身は国会議員に出る以上、みな総裁を目指したいというお気持ちがないわけではないと思いますんで、それを一概にはなから否定するというつもりはありません」

ーー関連だが、自民党内、閣僚からも、地方選敗北の総括を求める声がある。両院議員総会の開催を含め、首相はこの件にけじめをつけた方がいいと考えるか

「あの、この件については、今日、代議士会でご質問というか、ご意見がありました。その前に私の方から、この種の話は聞いている、聞いておりましたんで、幹事長に対して、一連の話というのはどういう形でやるかというのが私にはよく分かりませんので、そういった意味ではどういう総括の仕方があるのか、幹事長に、そこのところは検討するように、という指示を出したところです」

ーー核持ち込みに関する日米間の密約に関して、今、新聞紙上でも元外務事務次官の一部が実名で「そういう密約があった」と証言しており、政府と見解がまったく違う状況になっている。国民にとって分かりにくいと思う。首相は以前から、外交・安全保障については政府が責任を持ってきちっりやるべきだと言っているが、その観点から、もう一度、調査を行う考えは

「密約はなかった、そうずっと答弁を申しあげてきておりますんで、密約はなかったということですんで、私として改めて調べるつもりはありません」 


<関連>
20090714@俺一人だけ
http://d.hatena.ne.jp/beber/20100204#p1

20090527@北朝鮮核実験:参院も抗議決議
http://d.hatena.ne.jp/beber/20100415#p1

20090331@北ミサイル自制要求決議採択
http://d.hatena.ne.jp/beber/20100401#p1