だいたい32×32で、麻生政権を振り返る。

麻生政権 2008年9月24日から2009年9月16日をドット絵で振り返っています。

20090505@チェックポイント・チャーリー及び壁博物館視察



Japanese Prime Minister Taro Aso (L) and his wife Chikako Aso look at a Volkswagen 'Beetle' car which was used to help Germans to flee the former German communist state GDR as they visit the Checkpoint Charlie Museum, in Berlin on May 5, 2009. Before the visited 'Checkpoin Charlie', the former US checkpoint that separated the US sector from the Soviet sector. AFP PHOTO DDP / MICHAEL KAPPELER GERMANY OUT (Photo credit should read MICHAEL KAPPELER/AFP/Getty Images)


松本純の海外リポート・外交
http://www.jun.or.jp/diplomacy/20090503-Czech-Germany.htm
2009(平成21)年5月3日 (日)〜6日(水) チェコ・ドイツ訪問
●1745〜チェックポイント・チャーリー及び壁博物館視察〜1805
ベルリンでの一連の会談を終えて、宿舎から少し離れたところに位置する「チェックポイント・チャーリー」と、そこに隣接する「壁博物館」への総理の視察に同行しました。

「チェックポイント・チャーリー」は、第二次世界大戦後の冷戦期、ベルリンが東西に分断されていた時期に、ベルリン市内の東西の境界線上に置かれていた国境検問所です。「チャーリー」という検問所の名前は、人名などから取られたものではなく、ABCの「C」を表現するための通称のようなものだそうで、つまり「3つ目の検問所」という意味でつけられたものということでした。現在は、冷戦時代に「ベルリンの壁」が建てられていた跡を路上に白い煉瓦で印が付けられ、かつての東西分断の歴史を物語る旧跡となっています。

また、検問所跡地のすぐ横にある、ベルリンの壁を越えて西側に渡ろうとした人々の様子を克明に紹介する「壁博物館」も併せて視察し、壁を越えるために使用された人を隠せる車両や地中にトンネルを掘るための道具、さらには空から壁を越えるために使用された気球など、多くの展示品を拝見しました。

本当につい最近と言えるほどの過去まで、人々を分断する壁がここに現実に存在し、多くの悲しい物語を生み出してきました。この場所を訪れて、自由と相互理解の大切さ、そして、そうした重要な価値を守るという、政治家や政府が負う責任の重さを改めて感じ、身が引き締まる思いでした。


<関連>
20090505@欧州訪問:ドイツ連邦共和国
http://d.hatena.ne.jp/beber/20091205#p1