だいたい32×32で、麻生政権を振り返る。

麻生政権 2008年9月24日から2009年9月16日をドット絵で振り返っています。

20090314@ソマリア沖・アデン湾派遣艦艇出港行事


海自護衛艦2隻が出港 海警行動で初の海外派遣
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009031401000031.html
ソマリア沖の海賊対策で、自衛隊法に基づく海上警備行動が発令されたのを受け、海上自衛隊護衛艦「さざなみ」(4、650トン)と「さみだれ」(4、550トン)が14日午後、広島県呉基地を出港した。

これに先立ち同基地で行われた式典で、麻生太郎首相が派遣部隊に対し「困難を伴う新たな任務だが、困難を乗り越えて海上交通の安全が確保されると確信している」と訓示した。

海上警備行動による自衛隊の海外派遣は初めて。2週間余りでソマリア沖に到着し、4月上旬から日本関連船舶の警護任務を開始する。

政府は新法「海賊対処法案」の早期成立を目指し、成立後は活動根拠を海上警備行動から新法に切り替える方針。

2隻の護衛艦には計約400人が乗り、それぞれ哨戒ヘリコプター2機と高速ボート2隻を搭載。海賊の身柄拘束に備え司法警察権を持つ海上保安官を4人ずつ配置したほか、海賊船への射撃などに当たるため海自の特殊部隊「特別警備隊」の隊員も乗り組んでいる。

防衛省の実施要領などによると、海賊が多発するアデン湾の東西に護衛艦と民間船舶の合流地点を設け、船団の前後を護衛艦が挟み、哨戒ヘリで警戒しながら約2日間で通過する。

海上警備行動での警護対象は日本船籍、日本人、日本の荷物を運ぶ外国船などの日本関連の船舶に限られ、防衛省国土交通省を通じて警護希望を取りまとめる。


ソマリア沖派遣の護衛艦2隻が呉基地から出港 麻生太郎総理が訓示
http://www.jimin.jp/jimin/daily/09_03/14/210314a.shtml
麻生太郎総理は14日、海上自衛隊広島県呉基地を訪れ、ソマリア沖での海賊対策として派遣される護衛艦「さざなみ」と「さみだれ」の出港を見送った。

出港式で麻生総理は現地に赴く海上自衛隊員・海上保安官を前に「危険と困難が伴う新たな任務だが、困難を乗り越え、船舶の安全航行が確保されると確信している。任務を果たし、全員無事に帰国することを心から祈る」と訓示した。

今回の派遣は、海賊対処法(新法)の成立に先立ち、当面の緊急的措置として自衛隊法に基づく海上警備行動によるもの。浜田靖一防衛大臣は13日、閣議決定を受け海警行動を発令した。護衛艦2隻は4月上旬には、同海域で日本関係船舶などの護衛を始める予定。


ソマリア沖・アデン湾派遣艦艇出港行事における内閣総理大臣訓示(聞き取りのまま)
http://www.mod.go.jp/j/photo/pdf/20090314b.pdf(PDF:92K)
派遣部隊の出港に当たり、一言申し述べたいと存じます。

本日、諸官は、日本から遠く一万二千キロ離れた、ソマリア沖・アデン湾に向けて、出港します。諸官が対応する任務は、海賊行為「人類共通の敵 」であります。また、貿易に多くを依存する日本にとり、国家存立の生命線を脅かすものでもあります。

近年、ソマリア沖・アデン湾で、海賊事案が急増しているのは周知の事実です。国連安保理決議を受け、国際的な対応が、すでに各国で、始まっており、日本も、積極的な対応が必要であることは言うまでもありません。この海域には、年間二千隻を越す日本の関係船舶が通航しています。日本企業の船舶への被害のみならず、日本人が人質に取られた事件もすでに発生をしており、新たな被害の発生が懸念されるところです。日本の人命及び財産を保護するということは、政府の最も重要な任務の一つです。

こうした責務を果たすため、昨日「 海賊対処法案 」、を閣議決定したところであります。政府として、その成立に全力を尽くします。法案成立までの措置として、海上警備行動により自衛隊を派遣することとしました。

今般、派遣される諸官の任務は、海賊行為を防止することであり危険と困難が伴う新たな任務であります。また、気候や風土、言語や習慣も大きく異なる環境の中で、任務をなしとげてもらわなければなりません。

私は、困難に対処すべく、厳しい訓練を行ってきた諸官、強い使命を持って出港する諸官を、誇りに思っているところです。心から敬意を表するとともに、深く感謝の意を表します。

今回の任務には、海上自衛官海上保安官の協力、政府と船舶関係者の協力、そして、日本と各国との連携という、これまでにない、大きな特徴があります。私は、こうした協力と連携によって、困難を乗り越え、日本を含む各国の船舶の安全航行が確保されていくものと確信をしています。

最後に、海賊対策の取りまとめに尽力された、与党の関係者、船舶関係者をはじめとする、多くの方々に深く感謝をします。

そして、ここにご参列しておられる留守をあずかるご家族の皆様には、不安な点もあるとは存じますが、ご安心していただけるよう、政府として、全力を尽くしてまいりたいと思います。
諸官が、任務を果たし、全員無事に帰国されることを、国民とともに、心から祈念し、私の訓示と致します。


平成二十一年三月十四日
内閣総理大臣麻生太郎


ソマリア沖・アデン湾派遣艦艇出港行事(平成21年3月14日(土) 於:海上自衛隊呉地区)
http://www.mod.go.jp/j/photo/2009_1-3.html#somaria


<関連>
20090314@寒い[2] 海自ソマリア出港行事後のぶらさがり会見
http://d.hatena.ne.jp/beber/20100110#p2