だいたい32×32で、麻生政権を振り返る。

麻生政権 2008年9月24日から2009年9月16日をドット絵で振り返っています。

20090509@我孫子市急速凍結装置開発企業視察


千葉のアビー 鮮度保持技術に麻生首相も感心
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200905110040a.nwc
麻生太郎首相は9日、千葉県柏市の事業化支援施設「東大柏ベンチャープラザ」に入居するベンチャー企業、アビー(千葉県我孫子市)を視察した。視察には望月晴文経産次官、同プラザを運営する中小企業基盤整備機構の前田正博理事長らが同行した。

麻生首相はアビーの大和田哲男社長から、同社が独自に開発した「CASフリーザー」と急速凍結装置を組み合わせて、細胞の破壊を抑えることで食品の鮮度を保つ技術の説明を受けた。同技術で凍結保存して置いたマグロやイカ、リンゴなどを試食した麻生首相は、鮮度を高水準に維持し、限りなく生に近い味や食感を実現する最先端の同システムに感心していた。アビーのほか、麻生首相はこの日、やはり独自の技術を持つ水耕栽培システムのベンチャー企業、みらい(千葉県松戸市)も視察した。


麻生首相ぶら下がり詳報】「(記者は)知らないで記事書いている」(9日午後)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090509/plc0905091920005-n1.htm
麻生太郎首相は9日午後、千葉県松戸、柏両市で先端技術による植物栽培と冷凍保存技術を開発した企業2社を視察し、「うまくお見合いをアレンジするのは、政府がやるべきだ」と述べ、企業連携でビジネスチャンスを拡大させる支援策に前向きな考えを示した。視察先の千葉県柏市内で記者団の質問に答えた。ぶら下がり取材の詳細は以下の通り。

新型インフルエンザ】
−−新型インフルエンザで今日、国内初の感染者が確認された。受け止めと政府の対応は

「このインフルエンザは日本で発症したのではなくて、海外で発症した日本人が日本に帰ってきたときに、いわゆる空港、水際でそのちゃんと捕捉できたということだと思いますんで、水際対策がそれなりに効果を上げているということだと思いますね。ただ、機内の検疫、そういったものの効果が上がっているんだと思いますけども、それなりの効果を上げているんだと思いますが、問題はさらに広まった場合。これはアジアからの便にまだ(検疫する必要が)出てませんからね。アジアからの便が出てくるということになると、これは防疫態勢をするには、人の絶対量が不足してくると思いますね。そういうところも考えておかないかんかなと思います」

−−水際対策の強化、警戒レベルの引き上げについての考えは

「今は飛行機の外でというより、あれは飛行機の中にうつった人が、飛行機の中で同じ人たちはうつった。早く出た人もいれば、遅く出た人もいるということなんで、基本的には近くにいた人たち、そういったものがきちんと捕捉できて、きちっと捕捉した人が出てますから、その意味では水際対策というものは、それなりの効果がきちんと上がっていると思っていますんで、今、この段階でさらにレベルを上げるということを考えているわけではありません」


【企業視察の感想】
−−最先端の技術を持つ企業2社を視察しての感想は

「2つ見せてもらったんですが、これは農業とか漁業という1次産業といわれるものが、こういう技術を使うと、これは成長産業になるという可能性を秘めているということだと思いますね。少なくとも魚がとれた、貝がとれたというものがその現場で、(柏市の『東大柏ベンチャープラザ』が持つ生命体の細胞組織を壊さず鮮度を保つ冷凍保存技術)CAS使って加工して、そして、そのままこっちへ、消費地に持ってくるということなんですけども。持ってくる間に従来の技術だと鮮度が落ちるから価格が下がるわけですよ。だけど、現地で食べたらうまいんですけど、現地は逆に需要がない。消費の絶対量が少ないから、消費の多いところに持っていくわけですけども、持っていく間に鮮度が落ちずにそのままいけるということになれば、価値が上がります。その意味では農業者、漁業者の生産者側の実入りが増えるということを意味しますから、非常に大きい。また、現地で加工して送っても同様に品質が保てるということになれば、そういった意味からいくと大きい可能性を秘めているねえ」

「さっきもうひとつの方(松戸市ベンチャー企業「みらい」)も、あれもあっちは千葉大学だっけ? どっかの園芸(学)部の人がという話だったけども、ああいうもの出てくると、少なくとも外食産業の食材として使い始めるという話をしていたから。そういうことができるところまでコストができてということが品質が安定してくる、価格が安定してくるとなると、商売としてはきちんと使う側もそれで商売できるから。不安定は一番困るから、商売をしていると。その意味で納期にきちんと間に合って、きちんとしたステークのかかったものがあるということになると、いわゆる商売として、農業というものがいわゆる、あの人も農業を営んでいる人じゃない人が考え出したんだけど、農業と工業という農商工という農業と工業の連携ができたというひとつの実験的には成功している例かな。おもしろかったですよ、これは」

「こういうのは、あんた、こういうものがあると、多分、ここにいる人は誰も知らなかった人がほとんどなんだろうけども。知らないでみんな記事書いているんだろうけども。きちんと、こういうのを知って、こういうのを使えばということをやると、『これ、どんなことにも使えますよ』というのは、新聞記者じゃなく商売人が考えるんだから。こういうものがあるということを知って、それを『おれの商売には使えるかな』と。『お茶の葉っぱを凍らせて、そのまま使えるかもしれんと思えば、お茶の葉っぱはいちばんうまい』と言ってた。そういった意味じゃ、ものすごく波及効果が大きいと思う。こういったものがうまくお見合いをアレンジするなんていうのは、仕事だね、政府としてはやるべきところかな」


<関連>
20090509@松戸市植物工場視察
http://d.hatena.ne.jp/beber/20091119#p2