だいたい32×32で、麻生政権を振り返る。

麻生政権 2008年9月24日から2009年9月16日をドット絵で振り返っています。

20090113@経済対策に、与党も野党もない


A Second Supplementary Budget For Fiscal 2008 Passes Lower House
TOKYO - JANUARY 13: Japanese Prime Minister Taro Aso (L) attends the Lower House plenary session on the second supplementary budget for fiscal 2008 on January 13, 2009 in Tokyo, Japan. The bill, including two trillion yen cash handout to each household, has now been sent to the Upper House where the majority is dominate by opposition parties.


定額給付金、交付確定へ 2次補正案、衆院を通過
http://www.asahi.com/politics/update/0113/TKY200901130318.html
2兆円の定額給付金を盛り込んだ08年度第2次補正予算案と関連法案が13日夜、自民、公明両党などの賛成多数で衆院を通過した。この日、自民党を離党した渡辺喜美元行革担当相と松浪健太内閣府政務官は、民主、社民両党議員らとともに本会議採決を棄権した。与党執行部は「造反」を最小限に抑えたが、野党の反対を押し切って採決を強行したことで、当面、国会は空転することになる。

参院で採決されなくても、2次補正は30日後に自然成立し、関連法案は60日後に衆院で3分の2以上の賛成により再可決できる。与党から16人が反対に回れば、再可決できなくなるが、与党執行部は渡辺氏への同調が1人にとどまったことから、予定通り、3月中旬にも衆院再議決し、成立させる方針。

定額給付金の支給にメドが立ったが、自治体の準備の遅れから、関連法案の成立時期によっては年度内支給が困難な自治体もでそうだ。

13日の衆院本会議では、民主、社民両党は反対討論をしたうえで採決前に退席。国民新党は最初から欠席。共産党は出席して反対した。2次補正から定額給付金を切り離す野党3党の修正案は、本会議に先立つ衆院予算委員会で否決された。

造反した松浪氏は本会議後、河村官房長官政務官の辞表を提出した。記者団に対し、「(給付金の)2兆円あれば、別のやり方があったんじゃないか。党において議論されていない」と理由を説明。ただし、「麻生政権はこれからも支持する」と言明した。

民主党は「国民の思いは政府与党では分からない。強行採決は全くおかしい」(小沢代表)と反発を強めており、野党が多数を占める参院審議を当面拒否する。

与党は参院補正予算案が採決されなくても、09年度予算案を衆院で並行して審議する方針。19日にも同予算案を衆院に提出し、首相の施政方針演説を行う。施政方針演説は衆参両院で同日中に行うのが慣例だが、並行審議に反発する野党が反対すれば、衆院だけでも行う構え。衆院単独の前例はなく、与野党の対立は一層激しくなりそうだ。

自民党執行部は13日の採決で造反が出ないよう党内を引き締めてきた。自民党細田博之幹事長は2人の造反が与える影響について「特にないと思う」と述べた。

だが、火種はまだ残っている。特に焦点になるのが、09年度予算関連法案である税制改正関連法案の付則に盛り込まれる消費増税の記述だ。

政府は昨年末に決めた中期プログラムに従い、経済状況の好転を条件にしつつも消費増税時期を「2011年度」と明記し、近く閣議決定する方針。首相のこだわりを反映させる形だが、消費増税に慎重な自民党中川秀直元幹事長や中堅・若手議員が反発し、党執行部は「十分な議論を行うべきだ」(細田氏)と神経をとがらせる。

さらに、2次補正や09年度予算の関連法案が自民党内の造反で再可決できない事態になれば、首相が退陣や破れかぶれの衆院解散に追い込まれかねない。首相は13日夜、記者団に対し、「経済対策に賛成も反対も、与党も野党もあまりないもんだと思っている」と、予算の早期成立に期待を示した。


麻生首相vs記者団>
◇2次補正衆院可決
ーーQ 2次補正予算案が衆院を通過しました。受け止めを。

A あの、コメントは、貼り出したら、見られたん? 見てない? あそう。えっと、あの、おかげさまで平成20年度の2次補正予算というのが、今日衆議院で成立をしております。これは、景気対策の、よく申し上げていた2段ロケットの、ああ、3段ロケットの第2弾。ということで、一日も早い成立というのを、前から望んでおりました。そのために、1月5日という極めて早い時期から、通常国会をお願いをさせていただいていたんですが、おかげさまであの、早い、早く成立したことは大変よかったと思っております。

従いまして、参議院においても、早期にこの法案が審議に入り、採決されることを私どもは期待をしております。年度内に早期成立する可能性というのは高まってきた、と思っておりますので、関係します総務大臣はじめ、関係大臣にはこの執行が着実に迅速にできるように指示をしたいと、いうように考えております。第3弾ロケットになります21年度本予算もこの19日、1月19日には提出をするということにしておりますので、これにつきましても現在の経済情勢などを考えて1日も早く、成立するようにということで、心から期待をしておる。ということであります。細目につきましてはコメントを貼り出してあると思いますので、そちらで見ていただければと思っております。

ーーQ 成立にあたって、野党が反対し、審議が遅れました。参議院ではさらなる抵抗が予想されますが。

A あの、経済対策に賛成も反対も、われわれは与党も野党も、経済対策ということに関しては、与党も野党もない。基本的にそう思っておりますんで、その意味ではこの予算が参議院においても、速やかに成立するように期待をしております。


松浪健太議員欠席
ーーQ 2次補正予算の採決で、松浪健太議員が定額給付金に反対して、欠席しました。さきほど、大臣政務官としての辞表を持ってきたそうですが。
A ちょっと、詳しく、細目、この松浪健太先生のことについては詳しく聞いてないので、ちょっとコメントできません。


渡辺喜美元行革担当相離党届
ーーQ こういったこの自民党、まあ渡辺喜美議員がですね、まず渡辺喜美議員がですね、自民党に離党届を出されましたが、それをどう受け止められますか。
A ああ、前々からその話をうかがっておりましたんで、昨日もでしたかね。テレビでその話をうかがっておりましたが、大変残念だと思っております。なんての、親父さんの代から存じ上げてた方でしたんで、大変残念なことだとは思っておりますけれども、前から申し上げましたように、離党するしないというのはこれは本人のなに、問題なんであって、そのことに関して私の方からどうのこうのという立場にありません。


世論調査
ーーQ 総理、先週末の世論調査内閣支持率が各社の調査で20%に落ちたり、19%に落ちたりしましたけれども、総理のお考え、受け止めをお聞かせ下さい。

A ああ、世論調査につきましては、これは内閣の支持率が下がるというのはこれは、私の責任、私のなあに、ま、支持が少ないということなんだと思いますんで、それはあの、真摯に受け止めないかんところだと思っています。

あの、今、世の中というのは、ぼくは景気対策、経済対策というのが最大、もしくは唯一の関心事、雇用に関係してもいろんなものに関しても、この経済対策、景気対策が最大の関心事なんだと私自身はそう思ってる。従ってこれを確実に実行せしめるというのが、私にとっていま目下、もしくは政府にとって、もしくは国家にとって、しゅうびの急はこれだと思ってます。

従ってこの対策をこの1次、2次と今すすめてきておりますけども、これ本予算を含めてきちんと景気対策というものは、2兆円のいわゆる補給、えー定額給付金の話がよく出ますけれども、あれは景気対策75兆円分のうちの2兆円の話ですから。残り73兆円の話、こういったものがきちんと伝わっていかないと、景気対策というのは2兆円の定額給付だけかのような誤解を生んでいるということは、こちらの説明不足なんだと思って、そこらのところは今後、努めて努力をしていかないといかんもんなんだと思っています。


◇追加経済対策
ーーQ 総理、あの、本予算が通ってない前の段階で恐縮なんですが、3段ロケットいわゆる、次、さらなる追加の経済対策については何かいまの時点でお考えはありますか。

A はあー。新聞記者ちゅうのは恐ろしく先回りを行くんだね。いやー。あの今まだ1次、1次っていうか本予算も提出してない段階からとてもそんな段階考えておりません。


平成20年度第2次補正予算及び関連法案の衆議院における可決に関する内閣総理大臣コメント
http://www.kantei.go.jp/jp/asospeech/2009/01/13comment.html
平成20年度第2次補正予算及び関連法案が、本日、衆議院において可決されました。これは、景気対策の第2段ロケットであり、一日も早い成立を望んでいるものです。

1月5日という、異例の時期から国会が開会され、審議され、早期に可決していただいたことに、感謝します。

参議院においても、早期に審議・採決していただくことを期待しています。

年度内の早期成立の可能性が高まったので、関係大臣には、実施に向けて準備に入らせます。

第3段ロケットである、平成21年度予算については、今月19日に国会に提出する予定です。これについても、現在の経済状況を考え、早期の審議・成立を期待しております。