だいたい32×32で、麻生政権を振り返る。

麻生政権 2008年9月24日から2009年9月16日をドット絵で振り返っています。

20090806@広島平和祈念式

 
64回目の原爆忌、平和への誓い新た
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/090806/sty0908060911003-n1.htm
被爆地・広島は6日、64回目の原爆忌を迎えた。爆心地近くの平和記念公園広島市中区)では午前8時から「原爆死没者慰霊式・平和祈念式(平和記念式典)」が営まれ、麻生太郎首相や被爆者、その遺族ら約5万人(市発表)が犠牲者の冥福(めいふく)を祈った。秋葉忠利市長は平和宣言で「私たちの世代が核兵器を廃絶しなければ、次の世代への最低限の責任さえ果たしたことにはならない」と訴えた。

式典では、この1年間に死亡が確認された広島での被爆者5635人分の死没者名簿を、秋葉市長と遺族代表が原爆慰霊碑に奉納。記帳が始まった昭和 27年以降、名簿に記された死没者は26万3945人となった。

被爆者代表や麻生首相、遺族代表らが慰霊碑に献花した後、原爆投下時刻の午前8時15分に「平和の鐘」が打ち鳴らされ、参列者全員が黙とう。この後、秋葉市長が平和宣言を朗読し「64年前の放射線が、いまだに被爆者の身体をむしばみ続けている。高齢化する被爆者の実態に即した援護策を充実するとともに、核兵器廃絶運動の旗手として世界をリードすべきだ」と政府に求めた。

さらに、オバマ米大統領が「核のない世界の実現」を提唱した今年4月のプラハ演説にふれ、「私たちにはオバマ大統領を支持し、活動する責任がある」と強調。世界に向けて「力を合わせて核兵器の廃絶を実現しよう」と提言。具体策として、2020年までの核廃絶を提唱した「ヒロシマナガサキ議定書」が、来年の核拡散防止条約の再検討会議で採択されるよう求め、最後に英語で「力を合わせれば、核兵器は絶対に廃絶できます」と結んだ。

一方、就任後初めて参列した麻生首相は、あいさつで「今後も非核三原則を維持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向けて、国際社会の先頭に立っていくことを誓う」と述べた。

広島市の子供代表による「平和への誓い」では、矢埜哲也君(12)と遠山有希さん(11)が「世界が平和になるために、原爆や戦争という『闇』から目をそむけることなく、しっかりと真実を見つめます」と読み上げた。

式典には、核保有国のロシアが10年連続で参列したほか、事実上の保有国とされるイスラエルが初めて参加するなど、昨年より4カ国多い過去最多の 59カ国の大使らが出席。一方、昨年初めて参加した中国は参列を見送った。

広島市によると、全国の被爆者数は今年3月末時点で23万5569人で、前年より8123人減少。平均年齢も75・9歳と、0・8歳高齢化している。


広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式あいさつ
http://www.kantei.go.jp/jp/asospeech/2009/08/06hiroshima_aisatsu.html
広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式に当たり、原子爆弾の犠牲となられた方々の御霊に対し、謹んで哀悼の意を捧げます。今なお、被爆の後遺症に苦しんでおられる方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

六十四年前の今日、原子爆弾が、この地に投下され、幾万の尊い命が一瞬にして奪われ、多くの方々が傷つきました。美しい「水の都」、広島の街も焦土と化しました。

しかし、戦後の歩みの中で、広島は、市民の皆様とともに、立ち上がり、今や「国際平和文化都市」として、大きく発展をしました。今日までの、広島の奇跡的ともいえる復興と発展に、尽力された皆さま方に心から敬意を表します。

日本は、被爆の苦しみを知る唯一の被爆国であります。広島、長崎の悲劇を二度と繰り返さないためにも、国際平和の実現に向け、あらん限りの努力を傾けていかなければなりません。

我が国は、これまで十五年間にわたって、国連総会に核廃絶決議を提出してきました。こうした中で、昨今、米露両国は、核兵器の一層の削減を目指して交渉を進めております。G8のサミットでは、先月ラクイラにおいて、初めて、「核兵器のない世界」を宣言し、世界的な核軍縮・不拡散に関する気運の高まりを維持・強化するための力強いメッセージを表明しております。

そして本日、私は、改めて日本が、今後も非核三原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向けて、国際社会の先頭に立っていくことをお誓い申し上げます。

被爆により、苦しんでおられる方々には、これまで保健、医療並びに福祉にわたる総合的な援護策を講じてまいりました。特に、原爆症の認定につきましては、できる限り多くの方々を認定するとの方針で臨んでおります。昨年四月からは、新たな方針に基づいて、約四千人の方を認定いたしましたが、その後の司法判断を踏まえ、対象を拡大いたしました。

また、昨年、在外被爆者の方々の被爆者健康手帳の取得を容易にするため、改正被爆者援護法が施行されております。今後とも、多くの方々を援護できるよう、引き続き、取り組んでまいります。

結びに、犠牲となられた方々の御冥福と、被爆された方々並びに御遺族の皆様の今後の御多幸、そして広島市の一層の発展を心よりお祈り申し上げ、私のあいさつとさせていただきます。

平成二十一年八月六日
内閣総理大臣 麻生太郎


広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式
http://www.kantei.go.jp/jp/asophoto/2009/08/06hiroshima.html


<関連>
20090809@長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典
http://d.hatena.ne.jp/beber/20100213#p2