だいたい32×32で、麻生政権を振り返る。

麻生政権 2008年9月24日から2009年9月16日をドット絵で振り返っています。

20090101@年頭所感


麻生首相が年頭所感 景気対策に全力
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090101/plc0901010001000-n1.htm
麻生太郎首相は1日付で、平成21年の年頭所感を発表し、「国民の景気や生活に対する不安を取り除くために政府は全力を尽くす。世界の中で最も早く不況から脱するのは日本だ」と、引き続き景気回復に取り組む決意を強調した。

世界的な金融・経済危機については「日本だけがこの津波から逃れることはできないが、適切な対応をすることで、被害を最小に抑えることはできる」として、景気・雇用対策に全力を挙げる意欲をみせた。

さらに首相は、明治維新や第2次世界大戦後の復興の歴史を振り返り、「日本はその底力にもっと自信を持っていい」と指摘、「私が目指す日本は活力ある日本、安心して暮らせる日本だ。私は決して逃げない」と政権運営への強い決意も示した。


麻生内閣総理大臣 平成二十一年 年頭所感
http://www.kantei.go.jp/jp/asospeech/2009/01/01syokan.html
新年あけましておめでとうございます。

今年は、平成二十一年。今上陛下、御即位二十年であります。国民とともに、心からお祝い申し上げたいと存じます。

この二十年間、日本は、平和と繁栄を続けてまいりました。バブル崩壊金融危機など、いくつかの困難にも見舞われましたが、国民の力によって、見事に乗り越えてきました。

しかし、アメリカ発の百年に一度と言われる世界的な金融・経済危機が生じています。日本だけが、この「つなみ」から逃れることはできません。しかし、適切な対応をすることにより、被害を最小に抑えることはできます。

国民の皆さんの、景気や生活に対する不安。これを取り除くため、政府は、全力を尽くします。そして、世界の中で、最も早くこの不況から脱するのは、日本です。

振り返れば、日本人は、これまでも、自らの選択と努力によって、日本という国を保守し、変化させながら、発展させてきました。近代に入ってからも、二度の大きな危機に直面しながら、そのたびに、新たな道を切り拓き、驚異的な成功をおさめてきました。

百四十年前。明治の先人たちは、戊辰戦争という内戦の中で、新年を迎えました。しかし、殖産興業を推し進め、欧米列強に屈することなく、肩を並べるまでになりました。

次に、六十年前。昭和の先人たちは、戦争によってすべてを失い、占領下の新年を迎えました。しかし、その後の革新的な努力によって、世界第二位の経済大国をつくりあげました。

「日本」は、「日本人」は、その底力に、もっと自信を持っていい。これまでと同様に、日本という国は、ピンチをチャンスに変える。困難を必ず乗り越えることができると、私は信じています。

私が目指す日本は、「活力」ある日本。「安心」して暮らせる日本です。日本は、これからも、強く明るい国であらねばなりません。

五十年後、百年後の日本が、そして世界が、どうなっているか。未来を予測することは、困難です。

しかし、未来を創るのは、私たち自身です。日本や世界が「どうなるか」ではなく、私たち自身が「どうするか」です。

受け身では、だめです。望むべき未来を切り拓く。そのために、行動を起こさなければなりません。

私は、決して逃げません。国民の皆さんと共に、着実に歩みを進めていきます。

新年にあたり、あらためて、国民の皆さんのご理解とご支援を、お願い申し上げます。

本年が、皆さんお一人お一人にとって、すばらしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げる次第です。

平成二十一年一月一日
内閣総理大臣 麻生太郎