20090815@全国戦没者追悼式
【戦没者追悼式】麻生首相の式辞
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090815/edc0908151312006-n1.htm
15日の全国戦没者追悼式での麻生太郎首相の式辞全文は次の通り。
天皇皇后両陛下のご臨席をかたじけなくし、戦没者のご遺族および各界代表多数のご列席を得て、全国戦没者追悼式をここに挙行いたします。
先の大戦では、300万余の方々が、祖国を思い、愛する家族を案じつつ、亡くなられました。戦場に倒れ、戦禍に遭われ、あるいは戦後、遠い異境の地において亡くなられました。また、我が国は、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大な損害と苦痛を与えております。国民を代表して、深い反省とともに、犠牲となられた方々に、謹んで哀悼の意を表します。
終戦から64年の歳月が過ぎ去りましたが、今日の日本の平和と繁栄は、戦争によって、命を落とされた方々の尊い犠牲と、戦後の国民の、たゆまぬ努力の上に築かれております。
世界中の国々や各地域との友好関係が、戦後の日本の安定を支えていることも、忘れてはなりません。
私たちは、過去を謙虚に振り返り、悲惨な戦争の教訓を風化させることなく、次の世代に継承していかなければなりません。
本日ここに、わが国は、不戦の誓いを新たにし、世界の恒久平和の確立に向けて、積極的に貢献していくことを誓います。国際平和を誠実に希求する国家として、世界から一層高い信頼を得られるよう、全力を尽くしてまいります。
戦没者の御霊(みたま)の安らかならんことを、そしてご遺族の皆様のご健勝をお祈りして、式辞とさせていただきます。
全国戦没者追悼式に参列
http://www.kantei.go.jp/jp/asophoto/2009/08/15senbotu.html